皆さん、こんにちは!
本日は、2025年1月に販売開始となるDUNLOP SXシリーズの最新情報について紹介します。
強力なスピンアシストが特徴の黄金スペック SXシリーズ。
我々一般プレーヤー間でも、愛用者が増えている印象があります。
本記事では、商品ラインナップやテクノロジーについて、順番に説明して参ります!
※12/22時点で判明している情報を中心に解説しています。
1. シリーズ概要
DUNLOPのラケット3種類は、
パワー系シリーズのFXシリーズ
コントロール系シリーズのCXシリーズ
そして、スピン系シリーズのSXシリーズ
とラインナップごとに立ち位置がはっきり分かれています。
上記の通り、SXシリーズはスピン性能の高さが特徴ですが、
独自の機能として、安定してスピンボールを打つ”弾道補正機能”をアピールポイントとしています。
今作も弾道補正機能を強化しつつ、スピード感のあるスピンボールを実現するため、新しいテクノロジーが搭載されました。
2025年モデルのデザインはこちら。
黄色がメインカラーであったこれまでと比較して、新たに青緑色(ティール)が採用されています。
これまであまり見たことのないラケットデザインですが、青緑色と黄色の親和性があって良いですね。
2025年のSXシリーズのスペック展開は、以下の4種類となっています。
主要スペックを記載していますので、ぜひご確認下さい!
ラインナップ | 300 TOUR | 300 | 300 LS | 300 LITE |
フェイス面積 | 98inch² | 100inch² | 100inch² | 100inch² |
重量 | 305g | 300g | 285g | 270g |
全長 | 27.0inch | 27.0inch | 27.0inch | 27.0inch |
バランスポイント | 315mm | 320mm | 325mm | 330mm |
フレーム厚 | 23~26mm | 23~26mm | 23~26mm | 23~26mm |
ストリングパターン | 16×19 | 16×19 | 16×19 | 16×18 |
メインのSX 300を中心に、競技者モデルや軽量モデルが用意されている構成ですね。
ラインナップは多くないですが、コンセプトが一貫していてこれはこれで良いと思います。
2. テクノロジー
SXシリーズに搭載されている新テクノロジーを説明していきます!
2-1. パワー性能を高めるためのテクノロジー
SPIN BOOST FRAME GEOMETRY
パワーを始め、スピン量アップや、安定性(弾道補正)アップにも寄与するテクノロジーです。
前作と比較して、
・フレームの剛性をアップ(フェース部で7%、スロート部で3%向上)
・フレームのサイド部分(3時9時部分)の正面厚を従来品比で8%厚く設計
等のアップデートがあり、パワーロスが低減されています。
V-ENERGY SHAFT
前作から継続して、スロート部(シャフト部)外側に溝を有した形状を採用しています。
本形状により、インパクト前半には打感の柔らかさを実現しつつ、インパクト後半には反発性能を保つことが可能となります。
2-2. ストリングを動かせるためのテクノロジー
SPIN BOOST XT GROMMETS
SXシリーズの目玉であり、ストリングの動きを最大化するためのテクノロジーです。
・フェイストップ部(12時部)のグロメットホールを、DUNLOP社標準グロメットよりも25%拡大しつつ、ストリングの動きをコントロール
・フェイス下部(6時部)のグロメットホールも従来よりも58%拡大
などグロメットホールの最適化により、強力なスピンボールを打つことができます。
特に、スイートスポット下側で打った時のスピンアシスト・打ち出し角(弾道)向上に優れています。
SPIN BOOST STRING TECH
ストリングのピッチ(升目の間隔)を広げることで、ストリングの動きを最大化するテクノロジーです。
スピン性能の他、スイートスポットやパワー性能の向上にも貢献します。
2-3. 打球感を向上するためのテクノロジー
VIBROSHIELD
衝撃吸収性・振動吸収性に優れた制振ゴムをフェイス両サイド(3,9時部)およびスロート部に搭載しています。
これにより、従来作と比較して振動減衰性能が30%向上しています。
SONIC CORE TECHNOLOGY with Infinergy®
振動吸収効果のある、軽量の高反発ウレタン発泡体 Infinergy ®を、フレーム内部に搭載しています。
ウレタン充填は打感の向上効果があり、しなやかで柔らかなフィーリングに寄与します。
3. 性能予想
ここからは、ラケットの性能を4項目に分けて予想して参ります。
個人の予想ですので、あくまで参考程度に呼んでいただけると幸いです!
打感の柔らかさ【☆☆☆・・】前作よりカッチリ感と振動吸収性がアップ
今作のSXシリーズは、パワー性能の高さを売りとしており、
前作と比較すると、フレームの剛性感(カッチリ感)を感じる方が多いと思います。
硬めの打感が好きな方にとっては、好みのアップデートかと思います。
ストリングのたわみが増えるテクノロジーは多く搭載されているため、
柔らかいストリングや、低めのテンション設定にすることで、ソフトフィーリングにカスタムすることも可能です。
また、振動吸収性は高いラケットですので、雑振動やカンカンとした金属音は少ないと予想されます。
パワー【☆☆☆☆・】パワー性能は前作よりアップ
フレームの剛性アップにより、簡単にスピードボールを打つことができると予想してます!
黄金スペックらしい、軽快な飛びを味わうことができると期待しています。
ただ、同社のFXシリーズや、他社のパワー系黄金スペックよりは控えめのパワー感で、
しっかり振りつつ、スピンボールをコートに収められるパワー感になっていると思われます。
スピン【☆☆☆☆☆】スピン性能は全ラケットトップクラス!
現状販売されているラケットの中では、トップクラスのスピン性能になっていると予想!
前作以前も十分なスピンアシストを有していましたが、今作はそこから更に改良が施されています。
スピン性能向上のために、毎作のように技術アップデートが入るのは凄いことですよね。
引っ掛けて打つようなスピンボールから、前に押し出して打つスピンボールまで、安定して回転をかけられると予想されます。
コントロール【☆☆☆・・】深さのコントロールが特にGOOD
前作から引き続き、スピンボールのコントロールがしやすい性能になっていると予想されます。
弾道補正機能を謳っていることもあり、安定して深さのあるボールを打つことが出来ます。
一点懸念点としては、ストリングの動きが増えることによるコントロールのブレ。
フラット系のショットを打つときにボールが暴れないか、少し不安があります。
4. まとめ
ここまで、2025年モデルのDUNLOP SXシリーズについて説明して参りました。
近年はDUNLOPラケットの人気が高まっており、今作のSXシリーズも注目の的となる予感がします!
前作から仕様の変更が多くあるため、検討中の方は一度試打をおすすめします!
最後までご閲覧ありがとうございました。
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