【ステップアップ】初心者にもおすすめな薄ラケは?

皆さん、こんにちは!
今日は薄いテニスラケット、通称薄ラケに関する記事です。

現在、黄金スペックオーバーサイズのテニスラケットを使っており、次は薄ラケを使いたい!といった初心者の方を対象に解説して参ります!

本記事でお伝えしたい事
・薄ラケ=フレーム厚が薄いテニスラケットの事
・競技者向けのスペックのため、選び方には注意
・初心者でも使いやすい薄ラケを3つ紹介!

1. 薄ラケとは?

薄ラケとは、ラケットを横から見たときの厚みが薄いテニスラケットの事です。
おおよその値ですが、厚みが23mm以下のものを薄ラケと呼ぶことが多いです。

黄金スペックが24~27mmのフレーム厚なので違いは数mmですが、見た目や性能の違いは大きくあります。

薄いラケットの特徴の特徴を、いくつか挙げます。
・ラケットがしなる
 ➡柔らかい打球感でフィーリングが良い
・(黄金スペック等と比べて)パワーが控えめ
 ➡暴発が少なく、コート内へのおさまりが良い
・振り抜きが良い
 ➡空気抵抗が少ないため。特にサーブで実感し易い
・格好良い(個人差あり)
 ➡プロが使っている、フォルムがすっきりしている

2. 薄ラケの注意点

上記のように魅力が詰まった薄ラケですが、安易に選ぶのは注意が必要です。

注意点①:正しいフォームが身に付くわけではない

よく言われているのが、「薄ラケを使えば、体全体を使った正しいフォームを身に着けられる」という通説です。
完全な間違いとは言い切れませんが、私はこの説には反対です。

あくまで、正しいフォームを身に着けている上で、もう少し飛びを抑えたい・もう少し柔らかい打球感が欲しい、といった際に薄ラケが視野に入ってくるものだと考えています。

フォームが確立していない段階で、薄ラケに移行してしまうと上達が遅れてしまう恐れがあります。

注意点②:テニスをする目的にあっているか

皆さんがテニスをする目的は何でしょうか。
健康維持や趣味として楽しむことを目的としている場合、薄ラケにチャレンジしても全く問題ありません。
好きなラケットでプレーした方が楽しいですしね!

しかしながら、勝つことだけを優先するのであれば、薄ラケを選ぶことに注意する必要があります。
パワー・スピン性能・オフセンターで打った時のアシストに関しては、黄金スペックよりシビアになるためです。

薄ラケに憧れる気持ちは分かりますが、自分に合ったラケットかどうか正しく判断することが必要です。

3. 初めてにおすすめの薄ラケ

ここまで、薄ラケの注意点をお話しして参りました。
それでも、薄ラケを使ってみたい!と言う方は多いかと思います(私もそうでした笑)。

そこで、黄金スペック等、他のラケットから移行しても使いやすい薄ラケを紹介いたします!
私が今まで打った経験を元に、3本チョイスいたしました。

まず、おすすめの薄ラケと簡単な理由は以下の通りです。
・HEAD SPEED MP➡パワー性能・スピン性能が良い
・Wilson BLADE 100➡オールラウンドな性能と振り抜きが良い
・YONEX PERCEPT 100➡柔らかい打球感とスイートスポットの広さが良い

次からは、それぞれの特徴を深堀してまいります!

HEAD SPEED MP

1本目は、HEADのSPEED MPです。
HEADの中で、最も売れているラケットとして有名な一本です。

23mmのフレーム厚でありながら、パワーアシストが強めなのがメリットです
ストリングパターンが粗めに設定されているため、スピンも良くかかります。

これらの特徴を特に感じやすいのがサーブの時です。
HEADのラケットはサーブが打ちやすいことで有名ですが、SPEEDシリーズでは特にそれを感じます。

柔らかい打球感ですが、オフセンターで打った時にはそれなりの衝撃・硬さはあります。
安定してスイートスポットで打てるような方にとっては、心強い武器になるかと思います。

HEAD SPEED MPのスペック
重量:300g
バランスポイント:320mm
面の大きさ:100inch²
フレーム厚:23mm
おすすめの人:
・サーブを起点にプレーしたい方
・スピン系ストロークで攻めたい方

Wilson BLADE 100

2本目は、WilsonのBlade100です。
元々BLADEシリーズは「面のサイズ98インチ、重量305g、バランスポイント325mm」という、少しハードなスペックが特徴でした。
V7.0からよりライト層向けのスペックが用意され、その中の一本がBLADE100です。

BLADEの特徴といえば、X-Loopと呼ばれる特徴的なフレーム形状から繰り出されるしなりです。
芯のある、重めの打球感はBLADE100でも味わうことができます。

サーブからストローク、ネットプレーまでオールラウンドにこなせるのが良い所。
特に、しっかりスイングしていける人にとっては、ぴったりの一本かと思います。

Wilson BLADE 100のスペック
重量:300g
バランスポイント:320mm
面の大きさ:100inch²
フレーム厚:22mm
おすすめの人➡
・オールラウンドにプレーしたい方
・しっかり振りきってプレーしたい方

YONEX PERCEPT 100

3本目は、YONEXのPERCEPT 100です。
元々はVCORE PROというシリーズ名でしたが、別シリーズのVCOREとの差別化も兼ねて名前が変更になりました。

ご存じの通りYONEXのラケットには、スイートスポットを広くするフェイス形状が採用されています
そのため、多少打点がばらついていても良いボールが飛んでくれるのがGOOD!

さらに、PERCEPTはフレームが柔らかく、ゆっくり目のスイングスピードでもソフト感を感じられます。
ボールの接地時間も長いため、スピンをかけやすいというメリットもあります。

いきなりゴリゴリのハードスペックラケットに挑戦するのが怖い方は、まずPERCEPT 100をお試しいただくのがおすすめです!

YONEX PERCEPT 100のスペック
重量:300g
バランスポイント:320mm
面の大きさ:100inch²
フレーム厚:23mm
おすすめの人➡
・柔らかい打感がお好きな方
・広めのスイートスポットで安心して振っていきたい方

3. まとめ

ここまで、初心者の方にもおすすめの薄ラケを解説して参りました。
ラケットを選ぶ際の参考になりましたら幸いです。

本記事でお伝えしたい事
・薄ラケ=フレーム厚が薄いテニスラケットの事
・競技者向けのスペックのため、選び方には注意
・初心者でも使いやすい薄ラケを3つ紹介!

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