皆さんこんにちは!
今日は、試合形式に関するルールの紹介です。
テニスはポイントを15「フィフティーン」、30「サーティ」、40「フォーティ」
と積み重ね、4ポイントを先取することで、ポイントの括りである「ゲーム」を獲得する競技です。
細かいルールについては以下の記事をご参照ください。
今4ポイント先取と説明しましたが、
両者3ポイントずつ、つまり40-40となった際においては、特殊なルールが適用されます。
この特殊なルールは大会ごとに決められており、主に3種類に分類されます。
少々複雑な内容ですが、試合が始まる前に動きを理解しておくことが重要です。
試合中に混乱しないためにも、本記事でおさらいしておきましょう!
本記事でお伝えしたいこと
・ポイントカウント40-40になった時のルールは3種類
・プロの試合でも使われる一般的なルールは「デュース」
・アマチュアの試合で使われる「ノーアドバンテージ」ルールも要チェック!
①デュ―ス…プロの試合で一般的なルール
プロの試合では、総じてこのルールを適用しています。
我々一般プレーヤーの試合では、「デュースあり」等の細則がある場合、このルールが適用されます。
表記が無い場合に場合もこのルールとなることがほどんどですが、念のため運営者に確認すると良いでしょう。
このルールでは、先に2ポイント差を付けたプレーヤーがゲームを獲得することができます。
1ポイント獲得した状態をアドバンテージと呼ぶので覚えておきましょう。
ポイントのコール(呼び方)についてですが、
40-40の時は「デュース」
AD-40の時は「アドバンテージ ○○」と言いましょう。
○○にはアドバンテージを獲得しているプレーヤー(サーバーorレシーバー、人名や団体名もOK)が入ります。
もし、両者が1ポイントずつ獲得し、イーブンの状態40-40となった時は
再びデュースとなり、また2ポイント差がつくまでゲームが続きます。
2ポイント差を付ける必要があるので、運要素が少なく実力差が反映されるルールと言えます。
試合時間が長くなりやすいことから、一般プレーヤーの試合では採用率が低いです。
②ノーアドバンテージ…アマチュアの試合で一般的なルール
我々一般プレーヤーの試合では、最も適用されることが多いルールです。
「ノーアドバンテージ」もしくは「ノーアド」と呼ばれます。
ノーアドバンテージの名の通り、40-40の状態から次の1ポイントを取得した方がゲームを獲得することができます。
ノーアドバンテージにおけるコールですが、40-40の時には「フォーティオール」と呼ぶことが多いです。
明確なルールではないのですが、通常のデュースとの違いを明確にするためにも、このようにカウントするのをおすすめします。
このルールの特徴として、レシーバー側がサイドを選べるという点が挙げられます。
文章だと分かりづらいため、イラストも交えて説明します。
ポイントの開始時のサイドですが、デュースサイドとアドバンテージサイドの2種類があります。
通常のデュースでは、デュースサイド➡アドバンテージサイドの順でポイントが進行します。
一方ノーアドでは、40-40となった地点でレシーバーが好きなサイドを選ぶことができます。
1ポイントで決着がつくため、プレッシャーの大きいルールとなります。
レシーバーがサイドを選べるため、通常のデュースにはない駆け引きが生まれるのも特徴です。
サイドの選び方のコツについては、本記事の後半で説明します。
③セミアドバンテージ 2つのルールの合わせ技
デュースとノーアドバンテージを組み合わせたのがセミアドバンテージというルールです。
略してセミアドと呼ばれたりもします。
初めに40-40となった際には、デュースのルールが適用されます。
そのため、この時のコールは「デュース」です。
2ポイント先取した場合には、このゲームを獲得することができます。
もし1ポイントずつ取得し、2回目のデュース40-40となった場合には、
ノーアドバンテージのルールが適用されます。
レシーバーがサイドを選び、次の1ポイント獲得でゲームを取得することができます。
この時のコールは「フォーティオール」に変わる点にご注意ください。
両ルールの良さを組み合わせたルールですが、採用率は低めです。
余談 サイドの選び方
自分の得意なサイドを選ぶ
まずは、自分の得手・不得手を軸にサイドを決めましょう。
シングルスでは、デュースサイド・アドサイド均等にリターンできる方は多くないですよね。
ダブルスでも、二人のリターン能力は異なっているかと思います。
試合を通じて、特にリターンが上手くいっているサイドを選びましょう。
敢えて苦手なサイドを選択することも戦術ですが、メンタル的に弱気になってしまう恐れがあります。
相手の苦手なサイドを選ぶ
次に着目するのは、相手選手の得手・不得手です。
個人的にですが、サーブはサイドごとに性能が変わりやすいショットと考えています。
例として、相手が右利きでスライスサーブを得意とする選手の場合を挙げましょう。
スライスサーブは、デュースサイドから打たれるとより角度が付き、リターンし辛くなります。
更に、リターンでコート外に追いやられるため、次のリカバリーも遅れてしまいます。
一方、アドサイドから打たれても、角度は付きにくく、リターンしやすくなります。
リターン位置もコート中央になるので、リカバリーも楽になります。
上記の例に当てはまらないこともありますが、多くの人に当てはまる一般則は存在します。
試合経験を積み、自分なりの一般則を見つけていきましょう。
ちなみにダブルフォルトが多いサイドを選択するのもありですが、リスクにも注意です。
・より正確・確実にサーブを入れてくる
・ミスを期待してしまうことで気のゆるみが出てしまう
など、相手有利になる恐れもあるからです。
まとめ
今回は、ポイントカウントが40-40になった時のルールについて説明して参りました。
試合に出場する際は、事前に試合細則を確認し、どのルールが適用されるか確認しておきましょう!
ここまで、
本記事でお伝えしたいこと
・ポイントカウント40-40になった時のルールは3種類
・プロの試合でも使われる一般的なルールは「デュース」
・アマチュアの試合で使われる「ノーアドバンテージ」ルールも要チェック!
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