【全仏直前】4月&5月のATP/WTA大会・選手振り返り

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皆さん、こんにちは!

いよいよ開催が差し迫りました全仏オープン(ROLAND-GARROS)
本記事では、大会開催に先立ちまして、2024/04/01~2024/05/25の大会結果を振り返っていきたいと思います!

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1. あのトッププレーヤーが引退…

4・5月で、立て続けに人気選手の引退宣言が続きました。

ディエゴ・シュワルツマン選手(アルゼンチン)

最高世界ランキング10位のディエゴ・シュワルツマン選手。
大きな怪我は無いものの、成績の低迷が続いており、現在はランキングを大きく落としています。
2025年の母国アルゼンチンでの大会を最後に、現役を引退することを発表しました。

170cmと小柄な身長でありながら、パワフルなストロークとリターンを持ち味としています。
サーブの質も高く、強靭なフィジカルはまさしく努力の賜物です。

日本でも人気選手として挙げられることの多いシュワルツマン選手。
私もニュースを聞いたときショックを受けました…

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ドミニク・ティエム選手(オーストリア)

全米オープンで優勝経験のある、元世界ランキング3位のドミニク・ティエム選手。
2021年の手首の怪我を境に低迷が続いておりましたが、2024年シーズン終了後に引退することを発表しました。

ティエム選手と言えば、豪快なフォアハンドと片手バックハンドが魅力的ですよね!
人柄の良さもあり、人気の選手です(先述のシュワルツマン選手とも仲が良いことで有名)。

豪快なプレースタイルが体の負担となっていたのかもしれませんね。
これ以上大きな怪我をすることなく、無事にシーズンを全うすることを祈っています…!

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2. クレーコートを得意とする選手が今年も活躍!

ここからは、クレーシーズンを得意とする選手の成績を紹介します!

ステファノス・チチパス選手(ギリシャ)

まずはステファノス・チチパス選手。
今シーズンは目立った活躍は無かったものの、クレーシーズンからしっかり調子を上げ、
ATP1000 モンテカルロ・マスターズでは、大会通算3勝目を挙げました。

個人的には、クレーコートを得意としているのは意外なんですよね。
サーブとフォアが強力な選手は、ハードコートを得意とする傾向があるので

クレーの方が球足が遅い分、苦手とされているリターンやバックハンドの準備に時間を作れているからかも…?

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キャスパー・ルード選手(ノルウェー)

直近ではハードコートでも調子を上げているルード選手。
元々クレーコートを得意としていることもあり、ATP500 バルセロナ・オープンで優勝を果たしました。

元々粘り強いストロークが持ち味のルード選手ですが、以前は攻撃性に欠ける点に不安がありました。
現在じゃ、以前より攻撃的なポジショニングを意識しているように見えますので、それが好調の要因かなと予想しています!

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イガ・シフォンテク選手(ポーランド)

女子シングルス×クレーコートの達人と言えば、イガ・シフォンテク選手ですね。
今年のクレーシーズンでは、WTA1000 マドリード・オープンイタリア国際(ローマ・マスターズ)で優勝を果たしています。

他のサーフェスでも強さは十分にありますが、クレーでは特にスピン系のストロークフットワークの良さが光っているように見えます。

現在の女子テニスでは、サバレンカ選手やガウフ選手といった実力者はいますが、クレーに関してはシフォンテク選手一強といっても過言ではありません笑

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3. 意外な選手がクレーコートで活躍

ここからは、個人的に意外だった選手の活躍を紹介します。

フベルト・フルカチ選手(ポーランド)

まずは、フベルト・フルカチ選手。
強力なサーブを武器として、主にハードコートを中心に活躍してきましたが、
4月に開催されたATP250エストリル・オープンでは、見事優勝を果たしました。

球足の遅さから、ビッグサーバーが傾向とする傾向があるクレーコート。
フルカチ選手は、ストロークの安定感がありますので、ラリー戦になっても十分ポイントを取れます。

4回戦進出がベスト記録の全仏オープンで、どの様な活躍を見せてくれるのか注目です!

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テイラー・フリッツ選手(アメリカ)

次に、テイラー・フリッツ選手。
これまでは、明確にクレーコートを苦手としている印象がありましたが、
ATP250 BMWオープンでは準優勝ATP1000 マドリードでは準決勝進出と好成績を挙げています。

活躍の秘訣として、フルカチ選手と同じくストロークの質が高いことが考えられます。
あとはクレーコートでも、例年より球足が速くなっている可能性もありますよね。

若干調子のムラはあるものの、一度並みに乗ってしまえば更に成績が伸びそうです。

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ダニエル・コリンズ選手(アメリカ)

最後に、2024年1月に引退発表をしたダニエル・コリンズ選手。
元々ハードコート(特に全豪オープン)を得意としており、
今年の3月には、キャリア最大となるWTA1000 マイアミ・オープンで優勝を果たしました。

全仏前哨戦となるWTA250 ストラスブール国際では準優勝を収めています。
他のクレー大会も、下位選手に取りこぼすことなく安定した成績を残しています。

ライフプランを考えたうえでの引退を決めたと語るコリンズ選手。
最後の一年も絶好調を維持してもらいたいところ!

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4. まとめ

ここまで、2024/04/01~2024/05/25の大会結果を紹介して参りました。
次の全仏オープンの見どころも多くなりそうで楽しみですね。
紹介した選手を中心に、結果に注目してみようと思います!

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