【迷い中の方向け】ストリングを張るテンションの決め方解説

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皆さん、こんにちは!
本日は、よくある悩みである「ストリングの張るテンション」の決め方を解説していきます。

テニスをしていて、
「そもそもテンションの決め方が分からない」
「何となく使えているけど、もっと良いセッティングがあるのでは」
とお悩みの方は多いと思います。

あくまで私の考えですが、最適なテンションを見つける方法をお伝えしていきます。
参考までに読んでいただけると嬉しいです。

本記事でお伝えしたいこと
・テンションとは、ストリングを張る時の「張力」のこと
弾道着弾点を評価基準に、テンションを調整しよう
・迷っている方は、バランスの良いストリング、標準的なテンションから始めよう

1. テンションとは

テンションとは、どのくらい強く引っ張りながらストリングを張るかを表した数値です。
一般的には単位として、lbs=ポンドが使われることが多いです。

ちなみに1ポンド=0.453592kgですので、50ポンド=22.6796kgです。
意外と強く引っ張っているのですね。

似た数値として、面圧というものがあります。
こちらは、ストリングを張り上げた後の面における張る強さ

テンション=面圧じゃないの?と思われる方も多いのではないでしょうか。
簡単なものですが、以下のイラストが分かりやすいかと思います。

同じテンションで張っても、より密なストリングパターン、より小さい面サイズのラケットの方が面圧は高くなります

まとめますと、
・テンション:張る時に、ストリングを引っ張る強さ
・面圧:張った後の面の硬さ

実際に打った時の硬さを評価できるのは「面圧」ですが、
面圧は張りあがった後に初めて分かる値です。

したがって、お店でストリングを張る時にはテンションで指定することが一般的です。
(一部面圧で指定できるお店もあるそうです)

2. テンションの決め方

それでは、テンションを決める方法を解説していきます。
分かりやすいように表を作ってみました。

今使ってるストリング・テンションを基準にして、「弾道」と「着弾点」を。

次からは、詳細の説明をしていきます。
フローチャートに各項目を設けた理由と、調整方法について解説していきます。

2-1. 「弾道」の項目について

テンションの影響が出やすい項目の一つとして、ボールの弾道が挙げられます。

緩く張るほど、ストリングとボールが接触する時間が長くなります。
下から上に向かって振るストロークにおいては、より上に向かう力が伝わることを意味します。

自分のイメージと比較して、ボールの弾道が
高くなってしまう場合はテンションが低すぎる
低くなってしまう場合はテンションが高すぎる
可能性があります。

2-2. 「着弾点」の項目について

テンションの影響が出やすい項目のもう一つとして、ボールの着弾点が挙げられます。
言い換えれば、ボールの飛びですね。

我々アマチュアプレーヤーのスイングスピードに限っての話ですが、
緩く張る方がボールの飛びは良くなり、着弾点は深くなる傾向があります。

自分がイメージした飛びと比較して、
着弾点が深くなってしまう場合はテンションが低すぎる
着弾点が浅くなってしまう場合はテンションが高すぎる
可能性があります。

2-3. 診断結果について

診断結果を参考に、セッティングを調整してみましょう。

基本的に「弾道」「着弾点」いずれかに満足の場合、2~4ポンド程度の調整を試してみましょう。

「弾道」「飛び」どちらもイメージと一致しない場合は、4~6ポンドの増減であれば、
このくらいテンションを変えれば、テニス経験年数問わず違いが分かるかと思います。
ただ、急なテンションの変更は怪我を招く恐れがあるので注意しましょう。

ただし、以下の2パターンの場合にはストリングの変更も検討しましょう。
①弾道が低いのに、飛びすぎる場合
弾道を上げるためにはテンションを下げる必要がありますが、
着弾点が更に深くなってしまう恐れがあります。

この場合、スピン系ストリングに変更することで、
弾道を高く確保しつつ着弾点を浅めに抑えることができると思います。

②弾道が高いのに、飛ばない場合
弾道を下げるためにテンションを上げる必要がありますが、
着弾点が更に浅く恐れがあります。

この場合、反発系ストリングに変更することで、
弾道を抑えつつ着弾点を深めにすることが出来ると思います。

2-4. 迷ってしまった場合

そもそもどのストリングを基準にすればよいかですが、以下のストリングからお試しするのをお勧めします。

ポリストリング:44~48ポンド
・YONEX ポリツアープロ
・GOSEN G-TOUR3
・HEAD ソニックプロ

ナイロンストリング:46~50ポンド
・Tecnifibre X-ONE BIPHASE
・YONEX エアロンスーパー850
・Wilson NXT

4. まとめ

最後までお読みいただきありがとうございました。
しっくりくるテンションは見つけにくいものですが、少しでも参考になれば幸いです。

本記事でお伝えしたいこと
・テンションとは、ストリングを張る時の「張力」のこと
・弾道や着弾点を評価基準に、テンションを調整しよう
・迷っている方は、バランスの良いストリング、標準的なテンションから始めよう

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