【本レビュー】「テニス丸ごと一冊 戦略と戦術〈1〉」を読んでみた。

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皆さん、こんにちは!
今日はテニスに関する本の紹介です。

タイトルは「テニス丸ごと一冊 戦略と戦術〈1〉」
最近完読しましたので、本記事でレビューしていこうと思います。
※ネタバレしない範囲での感想ですので、その点ご留意ください。

本記事でお伝えしたい事
・考えてプレーすることの大切さを教えてくれる一冊
・技術的には成長しているはずなのに試合で勝てない方におすすめ
・まだ基礎技術が身についていない方は、他の本からトライしてみるのがおすすめ

1. 概要

概要は以下の通りです。

テニスなるほどレッスン
これを知らなきゃ始まらない!
テニスは、「間」と「場」のスポーツである
時間と場所を制する者が勝つ!

センターセオリー、バランス、ポジショニングなど
テニスにおける最も重要な戦略と
戦術を基礎から徹底解説!

本シリーズの著者は、堀内昌一さんという方です。
以下、堀内さんの紹介文です。

堀内昌一(ほりうち・しょういち)
1960年2月1日、東京都生まれ。
日本体育大学大学院修了。亜細亜大学教授。
亜細亜大学テニス部監督として、関東リーグでは男子5連覇、
女子8連覇、全日本大学王座決定試合では
男子2回、女子3回優勝へ導く。
選手時代は83年ユニバーシアード代表、
85、86年ジャパンオープン出場を果たした。
また、87〜89年ワールドユース日本代表チーム監督、
オレンジボウル、ウインブルドンジュニア遠征監督、
99年ユニバーシアード・スペイン大会の日本代表チーム監督を歴任。
現在は、学生の育成・強化はもちろんのこと、
日本テニス界全体の普及・強化活動にも尽力。
日本テニス協会公認マスターコーチとして指導者養成にも携わる。

タイトルに〈1〉とナンバリングされている通り、シリーズ化されています。
現時点では、〈3〉まで出版されています。
本冊を読んで、更に興味が湧いた方は続編も読んでみましょう!

2. レビュー

総括

テニスというスポーツに対する理解を深めることで、勝利へ導いてくれる一冊!

「練習では打てるのに試合には勝てない」
「経験が浅く、どのように試合を展開すればよいか分からない」
そんな方に特におすすめの一冊です。

何となく打ってしまいがちな私にとってはぴったりの一冊でした。

戦術

シングルスの戦術を、余すところなく解説しています。
決して難しい戦術を紹介しているわけではなく、基本を丁寧に解説しているので、初心者の方でも実践しやすい内容も多く用意されています。
以下、本書で取り上げられていた内容を少し紹介します!

センターセオリー
不必要に左右にショットを打たず、コート中央に打ち返す「センターセオリー」
何となく大切と言われていますが、きちんと理解できていない方も多いのではないでしょうか。

本書では、センターセオリーの重要性から、実践方法まで解説しています。
参考画像から、プロ選手もセンターセオリーを中心に試合展開していることを知り、新しい発見でした

ポジショニング

本書では、テニスで勝つためには「時間」と「空間」を制する必要があると説明しています。
時間が十分に無ければ、打ちたいショットも打てないですから納得ですね。

本書では、時間を確保するための方法として「ポジショニング」が重要であるとしています。
基本的なポジションから、打った後のリカバリーまで細かく図解されていて参考になりました!

ショットセレクション
試合で勝つためには、相手の打点やリズムを積極的に変えていく必要があります。
そのためには、速いショット・遅いショットだけでは不十分、というのが本書の内容です。

本書では、「9つのボール調整」でショットを打ち分け、(平面的ではなく)立体的にコートを活用することを解説しています。
私自身、ここまで細かくショットを打ち分けようと考えたことが無かったため、良い勉強となりました。

技術

技術的なアドバイスはほとんど書かれていません。
タイトルの通り、戦術に特化した本なので問題はないですね。

ポジショニングやフットワークに関する練習方法はしっかり解説れていますので、
その点では、技術的な向上も十分見込めるかと思います。

ストロークやサーブの打ち方に関しては別冊や動画を参考にしましょう。

3. まとめ

ここまで「テニス丸ごと一冊 戦略と戦術〈1〉」の説明をしてまいりました。

4年近くテニスをやっていた私でも、新しい発見が多くあった一冊です。
主に戦術に関して、良い本を探している方はぜひ読んでみてください。

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