皆さんこんにちは!
本日は、2026年1月に販売開始となるYONEX VCOREシリーズの最新情報について紹介します。
記事前半では、VCOREシリーズの概要や、搭載テクノロジーについて解説します。
後半では、判明している情報から、VCOREのラケット性能を予想して参ります。
ぜひ最後までご閲覧頂けると幸いです!
※12/08時点で判明している情報のまとめです
本記事のポイント
・高いスピン性能が特徴のVCOREシリーズがフルモデルチェンジ!
・主なアップデートは①フレーム形状の変更、②グロメット形状の変更
・前作よりパワー・スピン性能が高まっていると予想!
1. シリーズ概要
YONEXラケットの主要ラインナップは、
・EZONE(イーゾーン)
・VCORE(ブイコア)
・PERCEPT(パーセプト)
の3つがあり、その中でVCOREはスピン系シリーズに該当します。
フレーム形状やグロメットなど、あらゆる所にスピンのテクノロジーを搭載しているのが特徴。
加えて、スイートエリアの広さや高めのパワー性能も兼ね備えており、あらゆるプレイヤーに愛されている名機です。
新作VCOREシリーズのデザインはこちら。
ルビーレッドと呼ばれる鮮やかな赤色がメインカラーになっています。


若干深みのある赤色に見えますね!
グロス(艶あり)の塗装に変わっている点もポイントです!

ホワイト(ベージュ)系のYONEXロゴ、ライトブルーのグロメットなど、
細かい配色にもこだわりを感じられますね♪
次に、新作VCOREシリーズのラインナップについてです。
ここでは、主要7種類のラインナップとスペックを以下にまとめます。
| ラインナップ | 95 | 98 | 98L | 100 | 100L |
| フェイス面積 | 95inch² | 98inch² | 98inch² | 100inch² | 100inch² |
| 重量 | 310g | 315g | 285g | 300g | 280g |
| 全長 | 27.0inch | 27.0inch | 27.0inch | 27.0inch | 27.0inch |
| バランスポイント | 310mm | 330mm | 325mm | 320mm | 330mm |
| フレーム厚 | 22.0-22.0-22.0mm | 23.0-23.5-22.0mm | 23.0-23.5-22.0mm | 24.0-26.0-23.0mm | 24.0-26.0-23.0mm |
| ストリングパターン | 16×20 | 16×19 | 16×19 | 16×19 | 16×19 |
| ラインナップ | 100D | 102 | |||
| フェイス面積 | 100inch² | 102inch² | |||
| 重量 | 305g | 290g | |||
| 全長 | 27.0inch | 27.0inch | |||
| バランスポイント | 315mm | 325mm | |||
| フレーム厚 | 24.5-26.5-23.0mm | 24.5-26.5-23mm | |||
| ストリングパターン | 16×20 | 16×19 |

スペックの数値に変更があり、全体としてフレーム厚が前作より増加しています。
2. テクノロジー
新作VCOREシリーズに搭載されているテクノロジーを説明していきます!
2-1. フレーム形状の変更
新作では、フレーム形状にいくつか変更点があります。
・フレーム上部の形状変更
ヨネックスが独自に開発した、円形と四角形を混ぜ合わせたフェイス形状。
スイートエリアを拡大する効果があるテクノロジーなのですが、
今作ではフェイストップ幅を横長に拡張することで、さらにスイートエリアを拡大しています。
・エアロトレンチの領域拡大
フレーム上部内側に設けられている内溝構造「エアロトレンチ」が、今作ではより広い範囲に拡張されています。
たわみ増加でホールド感の向上とともに、空気抵抗の軽減に貢献しています。
・フレーム中部の形状変更
フレーム中部の断面形状が、前作から変更されています。
空気抵抗を抑えることで、振り抜き性能を向上させる効果があります。
スイングスタイル問わず、振り抜きやすさを高めているのがアピールポイントだそうです!
2-2. グロメットの形状変更
メインストリング(縦糸)が通るグロメットを改良し、ひし形のホール孔が採用されています。
一般的な円形のホール孔と比べて、メインストリングを動きやすくする効果があります。
これによりスナップバック量が増え、スピン性能の向上に寄与します。
2-3. カーボンマッピングの変更
Servo Filterや2G-Namd™ Flex Force、VDMなど複数のカーボンテクノロジーを搭載しているYONEX。
新作では、フレームとシャフト部は柔らかく、ヨーク部は剛性が高くなるようにカーボンを配置。
柔らかさを残すとともに、面の安定性やパワー性能を両立しています。

「空気抵抗」「ストリング可動域」がキーワードですね!
人気シリーズにも積極的にモデルチェンジするYONEX恐るべし…
3. 性能予想
ここからは、ラケットの性能を6項目に分けて予想して参ります。
個人の予想ですので、あくまで参考程度に呼んでいただけると幸いです!
今回は、ラインナップの中で特に人気のVCORE100をピックアップして予測します。
総評:高いスピン性能はもちろん、全体的な性能のバランスが取れたラケット
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打感の柔らかさ(5)
標準的な柔らかさになっていると予想!
剛性が高い多角形断面のフレームを採用しており、黄金スペックらしい剛性感は感じられると思います。
一方で、ストリングの可動域が拡大しているのが新作の特徴であり、セッティング次第でソフトな打感にすることは可能と思われます。
ラケットの柔らかさの指標であるRA値は65程度と、平均的な値になっているようです。
https://www.tennis-warehouse.com/Yonex_VCORE_100_8th_Gen/descpageRCYONEX-VC108G.html
パワー(7)
高めのパワー性能になっていると予想!
パワー系ラケットのような直線的なスピードショットに向いたラケットではありませんが、
厚めのフレームの恩恵で、推進力のあるスピンショットを打てると予想できます。
空気抵抗が少ないフレームなので、振った分だけパワーを引き出せるのが嬉しい所になるかと思います!
スピン(9)
スピン性能は非常に高いと予想!
大きなストリングの可動域×空気抵抗の少ないフレームの組み合わせで、スピン性能は抜群。
ボールの持ち上げやすさと相重なり、高弾道のスピンショットが武器になりそうです!
コントロール(5)
標準的なコントロール性能に仕上がっていると予想。
やや弾き感が強いフレームのため、精密なコントロールを求める方には合わないかもしれません。
コース・球種を打ち分けたい方は、ストリングのセッティング変更や、100D・98のような上級者向けスペックを検討するのがおすすめです!
安定性(7)
高い安定性能を有していると予想!
元々広いスイートエリアが更に拡大し、オフセンターで打ってもアシストを得られるのが良い所。
半自動的に高弾道のスピンショットが打てるので、高いディフェンス力を発揮できるかと思います。
操作性(7)
重量300g、バランスポイント320mmと標準的なスペックを採用しています。
定期的にテニスをしている方であれば、問題なく扱えるラケットだと思います。
より重いラケットが好みな方は100Dや98を、
より軽いラケットが好みな方は100Lを視野に入れて頂くのがおススメかと思います!

かなり大幅なモデルチェンジになりました!
前作から乗り越えを検討している方にとっては悩ましい判断ですね…

一貫してスピンショット特化のモデルチェンジなので、想像より使用感は変わらないんじゃないかなと思う!
前作でボールが浅くなる(=パワー不足)を感じている方には乗り換えがおすすめかも
逆に前作の球持ち感が気に入っている方は乗り換えないのも選択肢になるかと!
4. まとめ
ここまで、2026年モデルのYONEX VCOREシリーズについて説明して参りました。
初心者、上級者問わず幅広くのプレーヤーから愛されているVCOREシリーズ。
最新作では、よりパワー・スピン性能が高くなるようなアップデートが加わりました!
前作から仕様の変更が多くあるため、検討中の方は一度試打をおすすめします!
最後までご閲覧ありがとうございました。


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