【#FEEL THE ULTRA】Wilson ULTRAシリーズ V5のスペック・テクノロジーまとめ

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皆さん、こんにちは!

本日は、2025年7月15日から順次発売予定のWilson ULTRAシリーズの最新情報について紹介します。


ネットプレーのしやすさをアピールポイントに登場した黄金スペック ULTRAシリーズ

年々ラインナップが増え、ツアー系のスペックも展開されているのも特徴です。


今作のアップデートでは、テクノロジーの追加の他、ラインナップにも変更があります。

順番に解説して参りますので、最後まで読んでいただけますと嬉しいです!

本記事のポイント
・ネットプレーのしやすさとパワーアシストが特徴のULTRAシリーズ
・今作はULTRA、ULTRA TOUR、ULTRA PROの3機種に分かれて展開
・前作より柔らかさがアップし、コートへの収まりが良くなっていると予想!

1. 概要

ULTRAシリーズとは

Wilsonの人気ラケットの1つであるULTRAシリーズ。

冒頭でも説明した通り、始まりはネットプレーのしやすさを売りに登場したシリーズです。

厚めかつ剛性が高めのフレームを搭載することで、面ブレの少なさとパワーアシストを実現しました。

加えて、ストリングがたわみやすい設計のおかげで、打感は柔らかめなのが嬉しい所です。


上記は、スタンダードな黄金スペックであるULTRA(無印)についての説明でしたが、錦織選手推奨のULTRA TOURシリーズも同じULTRAの名前で展開しています。

こちらは薄めのフレーム、細かめのストリングパターンと、ULTRA(無印)とは異なるタイプのラケットです。

ハードヒッターを対象とした、より競技者向けのパワーラケットとなっています。

最新モデルのデザイン・スペック展開

早速ですが、今作の概要とスペックについて紹介して参ります。

まず、今作のデザインはこちら!

引用:https://jp.wilson.com/products/tennis-racket-ultra-100-v5?variant=51658796794069

前作は、角度によって青~紫に色が変わって見える、深みのあるブルーだったULTRA。

今作は、フェイスとバンパーが鮮やかなブルーにカラーリングされています。

加えて、フェイス内側と一部のグロメット、ロゴには水色が採用されています。

リリコさん
リリコさん

前作と比べて、爽やかで派手な印象になりましたね!
最近は彩度の高いカラーリングがトレンドなのかな?

次に、ラインナップとスペックについてです。

今作のULTRAですが、ラインナップが複雑になっているので注意!

3種類のラインナップに分けて、説明して参ります!

ULTRAシリーズ

まず、いわゆる黄金スペックを踏襲しているULTRAシリーズ

シリーズの中で、一番パワーアシストが強いラインナップです。

ラインナップ100100L100UL111
フェイス面積100inch²100inch²100inch²111inch²
重量300g280g260g270g
全長27.0inch27.0inch27.0inch27.25inch
バランス
ポイント
320mm325mm330mm320mm
フレーム厚24-26.5-24.5mm24-26.5-24.5mm24-26.5-24.5mm26-26.75-25mm
ストリング
パターン
16×1916×1916×1916×19

赤線部は前作から変更があったスペック

前作からの変更点として、フレームの厚みの変更が挙げられます。

年々フレーム厚が厚くなっていますが、今作はシャフト部のフレームが0.5mm増しています。

更に、ULTRA 108に変わり、ULTRA 111が新登場となりました!

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ULTRA TOURシリーズ

次に、錦織選手推奨モデルとして、国内で展開されているULTRA TOURシリーズ

トップヘビー(ハンマーバランス)を特徴とした重量バランス、

0.25インチロングで、22mm厚の薄いフレームを搭載したモデルになります。

TOURシリーズの主要ラインナップは、以下の表の通りです。

ラインナップTOUR 98TOUR 98JTOUR 95QZ
フェイス面積98inch²98inch²95inch²
重量308g290g283g
全長27.25inch27.25inch27.25inch
バランス
ポイント
325mm330mm340mm
フレーム厚22-22-22mm22-22-22mm22-22-22mm
ストリング
パターン
18×1918×1916×20

赤線部は前作から変更があったスペック

ULTRA TOUR 95は無くなり、ULTRA TOUR 98としてフルモデルチェンジ

フェイスサイズが95inch²➡98inch²と大きく、ストリングパターンが16×20➡18×19とメインストリングの本数が増えました。

その軽量モデルであったTOUR 95Jも、TOUR 98Jとして新登場しています。


そして、前作のTOUR 95Jに変わるスペックとして、TOUR 95QZも新登場。

重量は290gから283gになっていますが、その他はTOUR 95Jを継承しています。

QZは、ジェン・チンウェン選手のイニシャルから取っているそう!

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ULTRA PROシリーズ

最後に、フラットドライブ系のパワーラケットであるULTRA PROシリーズ

今作から新たにラインナップに追加になりました。

以前販売していたシリーズである、STEAM99のモールドを復刻させたラケットになります。

ラインナップ99 PRO
フェイス面積99inch²
重量305g
全長27inch
バランス
ポイント
325mm
フレーム厚22-24-21mm
ストリング
パターン
16×18

赤線部は前作から変更があったスペック

・重めの重量
・トップ寄りのバランスポイント
・16×18のストリングパターン
など、全体的に個性的なスペックですね。

トッププロを中心に、愛用者が多いモールドとのこと!

トリリさん
トリリさん

ちなみにULTRA99 PROと言う名前ですが、
選手使用モデルを再現したPRO LABSシリーズとは別物です

ちょっとややこしい…

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2. テクノロジー

ここからは、ULTRAシリーズに搭載されているテクノロジーを紹介していきます!

今作の主要アップデートは、CLICK&GO B&GとFORTYFIVEの搭載です。

継続して採用しているテクノロジーも多くあるので、簡単な説明のみとさせて頂きます。

CLICK&GO B&G

今作新たに追加された、グロメットに関するテクノロジーです。

既にBLADEを始めとする他シリーズにも搭載されています。

打球感を柔らかくする効果の他、グロメット全体の着脱を容易にする機能も兼ね揃えています。

FORTYFIVE

カーボンマッピング(編み方)に関するテクノロジーです。

カーボンのレイアウトを最適化することで、面ブレ・パワーロスを軽減することに成功しています。

前作から搭載されているテクノロジーではありますが、
フレーム3・6時部に加えて、シャフト部にも追加で搭載されているのが変更点です!

クラッシュゾーン

メインストリングの可動域を増やすためのテクノロジーです(継続搭載)。

ヨーク部のグロメットが特殊な構造で作られており、クッションのように機能します。

スピン性能の向上や、柔らかい打感への寄与が大きいテクノロジーです。

PARALLEL DRILLING

スイートスポットの拡大とパワー向上のためのテクノロジーです(継続搭載)。

ストリングホールの向きと、ストリングの向きを揃える構造とすることで、ストリングの可動域が広がるようになっています。

リリコさん
リリコさん

ULTRA PROに関しては、別テクノロジーを多く搭載しているので、その点ご注意下さい。
テクノロジーだけで見ると、BLADEシリーズに近いんですよね~

3. 性能予想

ここからは、ラケットの性能を6項目に分けて予想して参ります

個人の予想ですので、あくまで参考程度に呼んでいただけると幸いです!

今回は、ラインナップの中で特に人気のULTRA 100をピックアップします。

総評
「快適なパワー・コントロール性能を兼ね揃えた、バランスの良いラケット」

打感の柔らかさ(6)

打感に関しては、やや柔らかめになっていると予想。

厚めでテーパーの効いたラウンド形状のフレームを採用していますので、剛性自体は高め。


ただし、前作よりRA(フレームの柔らかさの指標)は低く、つまり柔らかめになっています。

加えて、クラッシュゾーン搭載により、ストリングのたわみ・柔らかさは感じやすいかと!

黄金スペックの中では、トップクラスの柔らかさだと思います。

パワー(6)

快適なパワーアシストと、収まりの良さを両立した性能と予想!

ゆっくり目のストロークやボレーでは、特にパワー性能を感じやすいかと思います。

対して、速いスイングでは収まりが良い半面、パワーロスを感じる人が多いかもしれません。

一般的な黄金スペックらしい、爆発的なパワーアシストではないのでその点は注意です!

スピン(5)

スピン性能に関しては、標準的であると予想。

ストリングのたわみが多い分、ある程度スナップバックが効きやすい印象があります。

かけようと思えば、十分にスピンをかけやすい性能と言えますね。

特に意識せずスイングすると、フラットドライブに近いスピン量になるかと思います。

コントロール(6)

コントロール性能については、やや高めの水準に仕上がっていると予想。

程良いパワー性能と、ストリングの球持ちの良さで、安心してボールを制御できるかと思います。

一般的な黄金スペックでよく言われる、ボールの暴れ感・ブレ感はあまり感じないのがULTRAの良さ。

こちらに関しても、黄金スペックの中では、トップクラスのコントロールのしやすさかと思います。

安定性(7)

安定性に関しては、高めの水準であると予想!

オフセンターでもぶれにくい、フレームの安定感が特徴のULTRAシリーズ。

今作でも、変わらずその恩恵を感じやすいかと思います。

ULTRA100に関しては、スイングウェイトが上がっているようなので、その観点からも打ち負けにくいと判断できそうです!

操作性(6)

操作性に関しては、やや高めの水準であると予想!

普段300g前後のラケットを使っている方であれば、違和感なく取り回せるかと思います。

一方で、スイングウェイトは増加しているので、若干取り回しが良くないと感じる人もいるかもしれませんね。

また、前作から更にフレームの厚みが増しているので、サーブやストロークなどのスイングスピードを求められる場面では振り抜きにくさが気になるかも

リリコさん
リリコさん

ULTRA(無印)は、大きな仕様の変更は無く、安心してモデル移行できそうですね
逆にTOUR, PROに関しては真新しいスペックで買うか悩ましいなあ

トリリさん
トリリさん

間違いない…
同じULTRAシリーズであっても、競技者向けのスペックであるのは間違いないからね

・ULTRA TOUR 98J
・ULTRA TOUR 95J
この辺りの軽めのスペックを買って、少しずつ加重して調整するのが、個人的には安全かなと!

4. まとめ

ここまで、Wilson ULTRAシリーズ V5について説明して参りました。

注目度が高い一方で、新規・変更スペックが多く、買う際には悩みが絶えなさそうです。

本記事が、少しでも購入判断の支えになれば幸いです。

最後までご閲覧ありがとうございました!

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