皆さんこんにちは!
今回は、プロテニス団体であるATPおよびWTAについて説明していきます。
プロの試合でよく目にする名前かと思いますが、詳しい意味を知らない方も多いかと思います。
本記事では、ATP/WTAがどのような団体であるかや、どのような大会を開催しているか解説して参ります!
1. 概要
プロには大きく国内のプロテニス団体と、国際のプロテニス団体に分けられますが、
ここでは国際の2大団体とも言える「ATP」と「WTA」に絞って説明します。
1-1. ATP(Association of Tennis Professionals)
直訳するとプロテニス協会であり、男子選手が所属するテニス団体です。
大会のオープン化の背景のもと、1973年に発足された組織です。
オープン化とは、アマチュア・プロ問わず大会に参加できるようになることを指します。
実は1968年まで、テニスの大会にはアマチュア選手しか参加することができませんでした。
アマチュア選手しか参加できない、と言うのは不思議かもしれませんが、
オリンピックでも似たような事例もあり、スポーツ大会では良くある議論のようですね。
https://tennis-fans.com/2024/07/27/【スポーツの祭典】2024年パリオリンピック テニ/
1-2. WTA(Women’s Tennis Association)
直訳すると女子テニス協会であり、その名の通り女子選手が所属するテニス団体です。
男子選手と同様の出場機会と賞金を得ることを目的に、ATPと同じく1973年に発足された団体です。
発足の影響を受け、発足同年に開催された全米オープン(最も規模の大きい大会の1つ)では、男子選手と同様の賞金が支払われました。
2. 開催大会
テニス団体のメインの役割は、テニスの大会を運営することです。
ATP/WTAは、1年を通じて、様々な国で大会を主催しています。
HPを確認すると、ATPでは31か国で64大会、WTAでは30か国で50大会開催していると記載があり、活動範囲の広さがお分かり頂けるかと思います。
選手は大会に出場し、勝利することでポイントを獲得することができます。
大会は獲得ポイントによって以下のように分類されています。
注意点としては、グランドスラムはITFという別のテニス団体が運営しています。
これだけ見ると、「獲得ポイント・賞金が多いグランドスラムだけ出場すれば良いじゃん!」と思われるかもしれませんが、世界ランキングが高くないと上位大会に参加することができません。
そのため、選手たちはATP Challenger Tour/ WTA 125 tounaments等の下部大会から出場し、ポイントを獲得していくことになります。
3. 出場選手
テニスにおいては、国籍・年齢・身体的特徴(体重)による階級分けはありません。
選手たちは、大会に出場し、より多く試合に勝つことでポイントを獲得していきます。
獲得したポイントによって、世界ランキングが決定し、これは公式サイトで確認することができます。
どのくらいの選手がATP/WTAの大会に参加しているか気になるところかと思います。
あくまで参考人数になりますが、2023年12月地点におけるATPランカー(1ポイント以上を獲得している男子プロ選手)は2045名でした。
WTAについてはホームページより、85か国1650名の選手により構成されていると説明がありました。
4. まとめ
ここまでで、プロテニス団体であるATPとWTAについて説明してきました。
他にも、日本国内にもプロテニス団体があったり、そのあたりはまた別の機会で説明できればと思います。
なお、本記事はATP(https://www.atptour.com/en)、WTA(https://www.wtatennis.com/)の公式サイトの情報を要約しております。お時間ある方はこちらもぜひ確認下さい。
ここまでご閲覧頂きありがとうございました。
また次の記事でお会いしましょう!