【プロテニス】ATP・WTA・ITFって何?各組織の概要を簡単に解説!

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皆さんこんにちは!
今回は、プロテニスと深く関係性にあるATPWTAそしてITFについて説明していきます。                                                                               

最近テニスを観戦し始めた方にとっては”??”といった感じですよね。
実は、テニス歴が長い方でも深く理解できてなかったりもします(私もそうでした笑)。

本記事では、各組織がどのような団体であるかどのような大会を開催しているか解説して参ります!

本記事のポイント
・ATP・WTA・ITFは、プロ選手やプロツアーを統括する組織
・それぞれの組織は、異なる選手や大会を管理している

1. 概要

大きな分類として、プロテニス団体は、国内の団体と国際の団体に分けられます。
先ほど名前を挙げました“ATP”と”WTA”、”ITF”はプロテニスの国際団体に該当します。

ツアーの運営、ランキングの管理、ルールの決定など、プロテニス全体を管理する機能を持ちます

リリコさん
リリコさん

1年を通じて、世界中で開催されるトーナメント大会を転々と参加することを「ツアー」と呼びます
他のスポーツと同じですね!

ここからは、各団体をそれぞれ説明して参ります!

1-1. ATP(Association of Tennis Professionals)

ATPは”プロテニス協会”を意味し、男子選手が所属するテニス団体です。
この組織は、テニス大会の”オープン化”を背景に、1973年に設立されました。

「オープン化」とは?
アマチュア選手・プロ選手を問わず、すべての選手が大会に参加できるようになることを指します。
実は1968年まで、テニスの大会にはアマチュア選手しか参加できませんでした。

アマチュア選手しか参加できないというのは少し不思議に思えるかもしれませんが、
オリンピックでも似たような事例が見られるなど、スポーツ大会ではよく議論されるテーマの一つです。

1-2. WTA(Women’s Tennis Association)

WTAは”女子テニス協会”を意味し、その名の通り女子選手が所属するテニス団体です。
男子選手と同等の出場機会と賞金の実現を目指して、ATPと同じ1973年に設立されました。

この設立の影響を受け、設立同年に開催された全米オープン(最も規模の大きい大会の一つ)では、
男子選手と同額の賞金が女子選手に支払われました。

1-3. ITF(International Tennis Federation)

最後にご紹介するのはITF、日本語では”国際テニス連盟”です。
設立は1913年ということで、今回ご紹介する3つの中では最も歴史のある団体になります。

立ち位置としては、主に国際大会、別の言い方をすると国別対抗戦の運営を担っています。

大会の一例を以下にまとめます。
・デビスカップ…男子選手の国別対抗戦
・ビリー・ジーン・キングカップ…女子選手の国別対抗戦
・オリンピック…4年に一度夏季に開催される大会
その他、ツアー下部大会の一部も運営していたりもします。

2. 開催大会

先ほどの述べた通り、これらの団体の主な役割は大会を運営することです。
ATP・WTA・ITFは、年間を通じてさまざまな国で大会を主催しており、その活動範囲は非常に広いものとなっています。

公式サイトによれば、ATPは31か国で64大会、WTAは30か国で50大会を開催していると記載されています。
この数字からも、そのグローバルな活動の規模がよくわかりますよね!

選手は大会に出場し、勝利することでポイントを獲得することができます。
大会は獲得ポイントによって以下のように分類されています。

リリコさん
リリコさん

なるほど…
規模の大きい大会で活躍して、ポイント・賞金を多く獲得するのが選手たちの目標、って?感じでしょうか?

トリリさん
トリリさん

そうだね。ただ、規模の大きい大会は参加人数も多く、勝ち抜く難易度も高いんだ
・規模の小さい大会で活躍を重ねてランキングを上げて
・シード選手として規模の大きい大会にチャレンジ!
という流れが一般的だよ!

4. まとめ

ここまでで、プロテニス団体であるATP・WTA・ITFについて説明してきました。
ここでは国際団体に絞って解説してきましたが、日本国内にもプロテニス団体があったりもします。
そのあたりは別の機会でお話しできればと思います。

なお、本記事はATP(https://www.atptour.com/en)、WTA(https://www.wtatennis.com/)の公式サイトの情報を要約しております。お時間ある方はこちらもぜひ確認下さい。

ここまでご閲覧頂きありがとうございました!

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