【選手紹介 vol.04】Alexander Zverev(アレクサンダー・ズべレフ)選手のプロフィール・戦績・使用ラケットなど情報まとめ

equipments

皆さんこんにちは!
今回は選手紹介の記事です。

第4回目となる今回の紹介選手は、Alexander Zverev(アレクサンダー・ズべレフ)選手です!

基本的な情報から戦績、使用ラケットまで詳しく解説していきます。

是非最後まで読んで頂けると嬉しいです。

※最終更新日 2025/12/30

Embed from Getty Images

1. 基本情報

まずは、ズべレフ選手の簡単なプロフィールをご紹介します。

プロフィール(2025/12/30時点)
名前:Alexander Zverev(アレクサンダー・ズべレフ)
国籍:ドイツ
生年月日:1997年4月20日(28歳)
プロ転向年:2013年
身長:6’6″ (198cm)
体重:198 lbs (90kg)
利き手:右
バックハンド:両手打ち
参考元:https://www.atptour.com/en/players/alexander-zverev/z355/overview

ドイツ ハンブルク出身のズべレフ選手。

198cmとプロの中でもかなりの長身が特徴の選手です。

16歳頃に若くしてプロデビューを果たし、以降安定した成績を残しています。


性格としては、メンタルの浮き沈みが大きいのが特徴です。

乗っている時は手ごわいですが、プレッシャーがかかるとプレーが消極的になったり、周囲に不満をぶつけたりすることもしばしば…


少しネガティブな内容になってしまいましたが、才能あふれる人気選手であるのは確か

幼少期から糖尿病を患いながらもトッププロで戦い続ける姿には頭が上がりません。

Embed from Getty Images
リリコさん
リリコさん

糖尿病の子供を支える財団も設立しています。
同じ症状に苦しむ子供たちにとってはヒーローのような存在ですね!

2. 戦績

次にズべレフ選手のこれまでの戦績をご紹介します。

記録
シングルスタイトル獲得数:24個
シングルス最高世界ランキング:2位
ダブルスタイトル獲得数:2個
ダブルス最高世界ランキング:68位
生涯獲得賞金:$58,134,592

勝率
生涯勝率:70.0%
得意サーフェス:グラスコート(勝率73.2%)
苦手サーフェス:ハードコート(勝率66.2%)

キャリアを通じて安定した成績を残しているズべレフ選手。

弱点が少なく、キャリア初期で苦手としていたグラスコートも克服しつつあります。


ビッグタイトルの獲得は、
・ATP1000 マスターズ 7勝
・ATP ファイナルズ 2勝
・オリンピック 男子シングルス 金メダル
となっており、特にマスターズの成績の高さが特徴的です。

日本のテニスファンにとっては、東京オリンピックでの金メダルも印象に残っているのではないでしょうか!


一方で、グランドスラム優勝の経験は無く、3回の準優勝に留まっています…

こちらも年々成績は改善してきているものの、あと一歩のところで踏みとどまっているのが現状です。

Embed from Getty Images

3. プレースタイル

ズべレフ選手のプレースタイルを一言で表すと、
「強力なサーブと堅実なストロークが特徴のベースライナー」です。

以下詳細を解説して参ります。

フィジカルの強さ

まず特徴として挙げられるのがフィジカルの強さ

長身の選手はパワーはあるものの、前後左右のフットワークが遅かったり、怪我が多かったりする傾向があります。


一方でズべレフ選手は身体能力が高く、俊敏さも兼ね備えているのが特徴です。
前後左右に振られてもボールに追いつけるため、非常に守備範囲が広いのが強み。

また、慢性的に身体を痛めることも少なく、これが安定した成績に寄与していると言えます。

Embed from Getty Images

強力なサーブ

特にズべレフ選手が得意としているのがサーブです。

高い打点から打ち出す200km/h越えのサーブは破壊力抜群!


ズべレフ選手の凄い所は、この攻撃力の高さと安定性を両立しているところ。

1stサーブのIN率が約75%と、トップ選手の中でもかなり高い値を記録しております。

結果的にサービスゲームの取りこぼしが少なく、試合を有利に進めることができます。

Embed from Getty Images

堅実なストローク

さらに、ズべレフ選手の強さを支えているのが堅実なストローク。

簡単なミスが少なく安定してコート深くに返球できるので、ミスが早い相手にはとても相性が良いです。


ズべレフ選手は特に高い打点のバックハンドストロークを得意としており、
繋げるだけでなく、相手の甘い返球に対しては強打で決めきることもできます

Embed from Getty Images
トリリさん
トリリさん

・フォアハンドでの決め手に欠くことが多い
・ショットのバリエーションが少なく、攻撃が単調になりがち
この辺りを改善すれば更なる活躍も見込める気がします!

4. 使用ラケット・ストリング

最後に、ズべレフ選手が使っているラケット・ストリングについての解説です。

メーカーHPでは、HEAD GRAVITY PROを使用していると説明されているズべレフ選手。

プロ選手のほとんどは、市販のラケットとは異なるプロストックラケットを使っていますが、
それでも、どれだけ市販品に近いモデルを使っているか、気になりますよね。


そこで、実際にズべレフ選手が使っているアイテムについて調査してみました!

一部予想や不確定な情報も含まれているので、その点はご了承下さい。

使用ラケット

今回参考した記事はこちら。
https://www.tennisnerd.net/gear/racquets/pro-player-racquets/zverevs-new-racket/43136

スペックを以下に抜粋します。

ズべレフ選手のラケットスペック
モールド:TGT 341.2
重量:343g
バランスポイント:33.0cm
スイングウェイト:360sw
ストリングパターン:18×20
フレーム厚:22mm
※ストリングを張った状態でのスペック

HEADのプロストックで、TGT 341.2という名前が付けられたモールドを使用しています。

薄めのフレーム厚、18×20のストリングパターン、重めの重量の三拍子が揃っており、
プロの中でもハードスペックなラケットを使用しているのが特徴。

トリリさん
トリリさん

上記の記事曰く、最近異なるプロストックにスイッチしたとのこと。
これまではTGT 344.3というモールドを愛用していたようだよ!

こちらはフレーム厚20mmとさらにハード!

使用ストリング

ストリングについてはこちらの記事を参照
https://www.dadracket.com/alexander-zverevs-racquet-setup/

同記事内の紹介では、
メインにHead Hawk Touchを24kg(約53ポンド)
クロスにVS TOUCHを25kg(約55ポンド)
で張っているとのこと。

テンションは、男子プロの中では平均くらいでしょうか。


Hawk Touchはトッププロに人気のポリストリングで、コントロール性能の高さに定評があります。

VS TOUCHも同じくトッププロに人気のナチュラルガットです。

高いホールド性能とパワー性能で、Babolatの契約プロ以外でも愛用者が高いことで有名な名作です。

リリコさん
リリコさん

王道のストリングを組み合わせたハイブリッドですね!
お財布が許せば試してみたい…!

似たラケットを使いたい➡GRAVITY TOUR (2023年モデル以前)を使おう!

最後に、ズべレフ選手が使っているラケットに一番近いモデルをご紹介します。

結論としましては、GRAVITY TOUR (2023年モデル以前)が近いと考えました!

※最新の2025モデルはフルモデルチェンジしており、除外している点にご注意ください。

理由① ラケットフェイス部の特徴からGRAVITYシリーズが一番近い

まず、HEADのどのモデルに近いか?の判断ですが、これはフェイス部から判別がつきます。

画像の通り、ズべレフ選手のラケットはフェイス部がティアドロップ型(雫型)になっています。

かつ正面厚も薄く、この特徴に合致するのはGRAVITYシリーズです。


※更に詳しいお話
2025年モデルのGRAVITYからは、ハーフキャップと呼ばれるカバー範囲が広いグロメットが採用されています。

対してズべレフ選手のラケットを見ると、グロメットが通常のラケット同等になっており、厳密には2023年以前のモデルが近しいと言えます

Embed from Getty Images

理由② ストリングパターンからGRAVITY PRO or TOUR

次に注目すべきは、ストリングパターンです。

画像を拡大してみると、メインが18本、クロスが20本であることが分かります。

このストリングパターンを採用しているのは、
・GRAVITY PRO
・GRAVITY TOUR (2023年モデル以前)
です。

Embed from Getty Images

理由③ フレーム厚から、GRAVITY TOURが一番近しい

最後に、フレーム厚についてです。

冒頭でも述べた通り、現在ズべレフ選手が使用しているのはフレーム厚22mmのプロストックです。

絞り込んだ二択のフレーム厚を見てみると
・GRAVITY PRO➡20mm
・GRAVITY TOUR (2023年モデル以前)➡22mm

つまり、ズべレフ選手の使用ラケットに近いのはGRAVITY TOUR (2023年モデル以前)と言えます。

リリコさん
リリコさん

以前まで使用していたTGT 344.3(フレーム厚20mm)に近いラケットをお探しであれば、GRAVITY PROがおすすめです!

商品リンク

ラケット

GRAVITY TOUR (2023年モデル以前)は既に完売しているため、中古ショップで探すのが有効です。
ネットショップでは、中古ラケットワールドが在庫数が多くおすすめです!

最新モデルの中から選びたい!という方には、GRAVITY PROがおすすめです。
18×20のストリングパターン、100平方インチのフェイスサイズと比較的似たスペックなのが理由です。


ストリング

併せてストリングのリンクも共有させて頂きます。

Head Hawk Touch
・ロールカット品(12m)


・ロール



Babolat TOUCH VS
・単張(12m)


まとめ

ここまで、ズべレフ選手のプロフィールから使用ラケットまで解説してきました。

プロデビューから10年近く経ち、ちょうど全盛期を迎えていると言っても過言ではありません。

悲願のグランドスラム優勝を果たせるのか、今後とも注目していきたいと思います。

最後までご閲覧ありがとうございました!

コメント

タイトルとURLをコピーしました