皆さん、こんにちは!
本記事では、2025年のRoland-Garros(French Open、全仏オープン)の情報をまとめていきます。
まず、全仏オープンの概要を説明した後、2025年大会の注目ドローをピックアップして解説します。
1. 大会概要
プロツアーの中で、最も規模の大きい大会グランドスラム(4大大会)の1つである全仏オープン。
初開催は、男子シングルスが1891年、女子シングルスが1897年と100年以上の歴史があります。
場所は、フランス・パリにあるスタッド・ローラン・ギャロス会場にて行われます。
ちなみにローラン・ギャロスは有名な飛行家の名前であり、全仏オープンの愛称ともなっています。
四大大会の中では唯一、サーフェスがクレーコートの大会です。
球足が遅めで、バウンドが高くなることがクレーコートの特性です。
他の四大大会では異なった環境ということもあり、波乱が起きやすい大会の一つでもあります。
基本情報は以下の通りとなっています。
より詳細の情報は公式サイト(https://www.rolandgarros.com/en-us/)をご確認下さい!
基本情報
カテゴリ:グランドスラム(四大大会)
日程:2025/05/25~2025/06/08
開催地:フランス、パリ
サーフェス:クレーコート
ドロー数:男子シングルス128名、女子シングルス128名
前回優勝者:男子シングルス カルロス・アルカラス選手
女子シングルス イガ・シフォンテク選手
2. 注目ドロー
次に、男子シングルス・女子シングルスそれぞれのドローを紹介します!
2-1. 男子シングルス
男子シングルスドローは以下の通りです。
特に注目している初戦3つをピックアップします!
アレクサンダー・ズべレフ選手[3] VS ラーナー・ティエン選手
昨年の全仏オープン準優勝者であるズべレフ選手のマッチに注目でしょう。
今シーズンは、全豪オープン準優勝の活躍こそありましたが、以降は目立った活躍はできていません…
コンディション自体は悪くなさそうですが、接戦での積極性に欠けているような印象があります。
1回戦の相手は、アメリカのティエン選手。
今年の全豪オープンでの活躍を筆頭に、実力を伸ばしているルーキーです。
両者は今年一度対戦しており、その時はティエン選手に軍配が上がっています。
クレーでの対戦は今回が初、どんなマッチになるのか注目です!
ズべレフ選手はついに四大大会制覇となるか…!
ジョアン・フォンセカ選手 VS フベルト・フルカチ選手[30]
今シーズン注目の選手と聞かれたら、間違いなくフォンセカ選手の名前が挙がるでしょう。
昨シーズン途中から頭角を現し、Next Gen ATPファイナルズで優勝。
今年アルゼンチン・オープンでのツアー初優勝を飾るなど、更に注目度が高まっている選手です。
対する1回戦の相手は、ポーランド出身のフルカチ選手。
ATP1000での優勝経験もある実力者です。
ここの所不調が続いていますが、クレーシーズンに入ってからは調子を上げてきています。
1回戦から安定したパフォーマンスを引き出せるかがポイントになりそうです!1
フォンセカ選手。更なる快進撃は続くのか要チェック!
リシャール・ガスケ選手[WC] VS テレンス・アトマヌ選手
今大会での引退を公表しているガスケ選手のマッチにも注目です。
ツアー優勝16勝、最高世界ランキング7位のガスケ選手。
美しい片手バックハンドとタッチセンスの良さで、虜にされたファンも多くいるのではないでしょうか。
地元主催の全仏オープンでの引退は、まさに一番のラストマッチです。
そして対戦相手は、同じフランスのアトマヌ選手。
1ポイントでも多くの活躍を見れることを期待しましょう!
ガスケ選手のバックハンド。BIG4時代を戦った名選手がまた一人引退…
2-2. 女子シングルス
女子シングルスドローは以下の通りです。
特に注目している初戦3つをピックアップします!
大坂なおみ選手 VS P. バドサ ジベール選手[10]
今まで対戦してそうで、実は初対戦という点で注目のマッチです!
これまで、ハードコートを得意とする一方、クレーコートを苦手としていた大坂選手。
今シーズンは、クレーでも安定した成績を残しており、チャレンジャー大会で優勝もしています。
特に接戦での勝負強さが目立っており、全仏での活躍も期待されます。
対するバドサ ジベール選手は、長く安定してランキング上位に君臨する名選手。
今シーズンは、棄権が何回かあり、クレー大会のエントリーも少な目です。
上手く初戦までに調整できるかが勝負の分かれ目になりそうです。
大坂選手とその活躍を支えるムラトグルーコーチのツーショット
アレクサンドラ・イーラ選手 VS エミリアナ・アランゴ選手
注目のルーキーという観点で注目なのはこの対戦。
フィリピン出身のイーラ選手、ラファエル・ナダル・アカデミー出身ということで、元々知名度はあった選手です。
今年のマイアミ・オープンにて、シード選手を次々と破り、準決勝進出したことで、再度注目を浴びました。
自己最高ランキングも69位まで更新、今後の活躍にも注目です。
対する相手は、コロンビア出身のアランゴ選手。
こちらも、直近自己最高ランキングを更新している選手です。
どちらかというとハードコートの印象が強い選手ですが、まだまだ成長中なので優劣は読めませんね!
イーラ選手。グランドスラムでの活躍にも期待!
イガ・シフォンテク選手[5] VS レベッカ・シュラームコバー選手
少し心配という観点で注目なのが、シフォンテク選手。
特にクレーコートを得意とし、長いことランキング1~2位に君臨していたものの、
イタリア国際(クレー、WTA1000)での敗退で5位にまで後退。
昨年あたりから、準決勝~準々決勝当たりでの敗退が多く、シード選手との対戦で決め手に欠ける様子が伺えます。
初戦の相手は、シュラームコバー選手。
今シーズンでの対戦では、シフォンテク選手が勝利を上げています。
シフォンテク選手が完成度を上げて初戦に挑めるか、またはシュラームコバー選手が番狂わせを起こせるか注目です!
イタリア国際でのシフォンテク選手。悪い流れを断ち切れるのか…!
3. まとめ
ここまで、全仏オープンの概要・ドローを中心に説明して参りました。
久しぶりの四大大会ということもあり、非常に楽しみですね!
最後までご閲覧ありがとうございました。
また次の記事でお会いしましょう!
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