【驚異の柔らかさ】Wilson CLASHシリーズ V3.0のスペック・テクノロジーまとめ

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皆さん、こんにちは!
本日は、2025年1月16日に発売されましたWilson CLASHシリーズ V3.0の最新情報について紹介します。

2019年に、Wilsonの新シリーズとして参入したCLASH。
特に、一般プレーヤー間で根強い人気のあるCLASHシリーズの第3作目ということで、注目されている方も多いと思います。

本記事では、ラインナップやテクノロジー、性能予想について説明して参ります!

本記事のポイント
・柔らかいフレームと安定性(ねじれ強さ)が特徴のCLASHシリーズ
・前作からフレーム形状にやや変更ある点に注意!
・初作に近い柔らかさと、振動吸収性の高さが特徴になっていると予想

1. 概要・スペック

伝統的なシリーズから革新的なシリーズまで、幅広くラインナップを展開しているブランドWilson

Clashシリーズは、比較的近年に発売されたシリーズです。
“Wilsonの革命”と言うキャッチコピーで宣伝していたのを覚えている方もいらっしゃるかと思います。


CLASHシリーズの一番の特徴は、フレームの柔らかさ

メーカーHPでも、”ウッド(木製)ラケットに近い柔らかさ”と説明のある通り、現状のラケットの中ではトップクラスのしなりを実現しています。

また、同時に面の安定性の高さも本シリーズの特徴です。

一般的に、柔らかさとコントロールは相反する(トレードオフ)の関係と言われていますが、これをテクノロジーでカバーしています。


ここからは2025年モデルの解説に移ります!
まず、今作のデザインはこちら↓

引用:https://jp.wilson.com/products/tennis-racket-clash-100-v-3-0?variant=50852081959125

ベースカラーはですが、光の加減によってはチャコールグレーにも見える色合いとなっています。

グロメットの一部は、CLASHシリーズのコンセプトカラーであるオレンジになっています。

リリコさん
リリコさん

前作のフレームは深みのあるレッドだったので、印象はだいぶ変わりましたね!

2025年のCLASHシリーズの主要ラインナップは、以下の5種類となっています。

同表にスペックを記載していますので、ぜひご確認下さい!

ラインナップ100 PRO100100L100UL108
フェイス面積100inch²100inch²100inch²100inch²108inch²
重量305g295g280g265g280g
全長27.0inch27.0inch27.0inch27.0inch27.25inch
バランス
ポイント
310mm310mm315mm330mm335mm
フレーム厚24mm24mm24mm22mm24mm
ストリング
パターン
16×2016×1916×1916×1916×19

※赤線部は前作から変更があったスペック

トリリさん
トリリさん

前作まであった、面の大きさ98inch²のCLASH98は、今のところ発売予定はなし
また、CLASH100 PROの重量とバランスポイントに変更が入ったよ!

2. テクノロジー

ここからは、CLASHシリーズに搭載されているテクノロジーを紹介していきます!

STABLE SMART

初代から採用されている、フレームの安定性を高めるためのテクノロジーです。

スロート(ラケット根本のV字の部分)の断面が、多角形の構造になっているのがSTABLE SMARTの特徴です。

この構造を採用することで、ボールがオフセンターにあたった時のフレームのねじれを最小限に防ぐことができます。

※後述のSI3Dテクノロジーのためか、前作のSTABLE SMARTから形状が少し変更されています!

SI3D

新しく採用された、しなりとねじれ耐性を両立するための設計テクノロジーです。

しなりを純しなりと縦しなりに分類し、それぞれを最大化するようなフレーム構造になっています。

純しなり
水平方向(ボールを推す方向)のしなり成分のことで、柔らかい打感への寄与が大きい。
ボールとの接地時間が延びることで、コントロールしやすく、ボールの飛びすぎを防げる。

縦しなり
鉛直方向(ボールを擦り上げる方向)のしなり成分のことで、スピン性能への寄与が大きい。
ボールを擦り上げるスイングでも、ボールの接地時間を確保でき、スピンをかけやすくなる。

HIT STABILIZER

ボールヒット時のフレームのねじれを防ぐためのテクノロジーです。

フレームの両サイド(3時9時の部分)のカーボンの配置をアップデートしています。

軽量・高剛性が特徴のカーボンを最適配置することで、オフセンターでヒットした時のブレを最小限に抑えることができます。

FORTY FIVE

カーボンマッピング(編み方)に関するテクノロジーです。

他のWilsonラケットにも搭載されているテクノロジー。
しなりを増やすとともに、フレームのねじれ強さを高める効果があります。

2-1. CLICK&GO B&G

今作新たに追加された、グロメットに関するテクノロジーです。

色がついたグロメットの部分が、独立して外せるようになっていることで、グロメットの着脱が容易となっています。

※グロメットは、劣化がひどい場合には交換が推奨されている。

また、前作からグロメットの素材が変更されており、柔らかい打球感を味わえるようになっているとのこと。

3. 性能予想

ここからは、ラケットの性能を6項目に分けて予想して参ります
個人の予想ですので、あくまで参考程度に呼んでいただけると幸いです!

今回は、ラインナップの中で特に人気のCLASH 100をピックアップします。

総評
「柔らかさ・安定性・操作性を兼ね合わせた、一般プレイヤーにとって使いやすいラケット」

打感の柔らかさ(9)

打感の柔らかさに関しては、今作も継続してかなり高い水準であると予想します。

前作にあたる2作目は、ややしなりが減ったとのレビューが多く見られましが、
今作はSI3Dテクノロジーを始め、しなりの大きさにフォーカスしているようです。

加えて、打感に影響のあるグロメットにもアップデートが入っています。

手に伝わる柔らかさは、初代に近いレベルになっていると推測しています。

パワー(6)

パワー性能はやや高めだが、プレイヤーの力量によって評価が分かれそうと予想!

ゆっくりとしたスイング時には、CLASHが持つしなり+中厚のフレームで飛びをアシストしてくれるため、コート深くまでボールを打つことが出来ます。

対して、しっかり振ってくスイングの際には、フレームのたわみが大幅に増えることで、ボールの勢いを吸収する傾向があります。

ポジティブに表現すると収まりが良い、ネガティブに言うとパワーロス感がある、と言えます。

スピン(4)

スピン性能に関しては、標準~やや低めな水準であると予想。

メーカーの説明では、スピンに寄与する縦しなりも備えているとの説明がありますし、
かけようと思えば十分スピンはかかるシリーズであるのは確か。

ただし、どちらかというとボールを厚く捉え、フラット系のボールを打つときにCLASHシリーズの良さは感じやすいと考えています。

コントロール(6)

コントロール性能についても、標準~やや高めの水準であると予想。

軽めの重量セッティングと、標準的なストリングパターンで、ボールを制御しやすい設計になっています。

しっかり振ってもアウトしにくい、といった意味でもコントロール性能は高めと言えます。

ただし、競技者向けのラケットと比べると、ボールの暴れ感が気になるかも。

独特の打感と重量セッティングの影響もあり、評価が分かれやすい所かなと感じました。

安定性(6)

安定性に関しては、やや高めの水準であると予想!

今作は、特にフレームのブレの少なさが高まっていることが、テクノロジーから読み取れます。

オフセンターで打った時も、十分なアシストを得られると思われます。

一方、重量特性から見た安定性はやや低めと思います(やや打ち負けやすい)。

上級者と打ち合う際には、ラケットに重りを付けるのもおすすめかもと思いました!

操作性(5)

操作性に関しても、高めの水準であると予想!

基本的に、現代のラケットのスペックは
・重め+トップライト
・軽め+トップヘビー
のどちらかのことが多いです。

対してCLASHシリーズは、重量小さめ+トップライト(バランスポイント手前)、と少ない力で振り抜きやすいスペックとなっています。

力が無い方はもちろん、ダブルスでボレーをする機会が多い方にも相性が良さそうです。

リリコさん
リリコさん

今発売されているラケットの中では、かなり特殊なラケットであることは分かりました!
他のラケットから移行するのって難しいでしょうか…?

トリリさん
トリリさん

確かにそういう印象は持ちやすいよね。
実際使ってみると、いろんなプレーに対応してくれる、万能な印象も感じられる良作だよ
しなりの大きいラケットが気になる方は、一度試してみるのがおすすめ!

4. まとめ

ここまで、2025年モデルのWilson CLASHシリーズについて説明して参りました。

独特な打感は有りつつも、一度使ってからは離れられない!という方は多いのではないでしょうか?
今作もシリーズ特有の打感の柔らかさが踏襲されているようで期待が高まります。

もし気になる方がいらっしゃいましたら、是非一度試打してみて下さい。
最後までご閲覧ありがとうございました!

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