皆さん、こんにちは!
今回は、テニスを始めたい方にぜひ読んでいただきたいコンテンツです。
テニスは他のスポーツと比較して、プレーに必要な道具がたくさんあります。
加えて、各アイテムの価格帯も幅広く、どのように選べばよいか悩んでしまいますよね…
そこで、本記事ではテニスに必要なものをリストアップし、
それぞれの選び方や予算などを詳しく解説してまいります!

【おわび】
かなり長い記事になってしまいました…
目次を見て、気になる所まで飛ばして読むのをおすすめします!
1. アイテムリスト
必要なアイテムと数量、金額を下表に整理しました。
後ほど詳しく解説しますので、ここではざっくりと全体像を理解して頂ければOKです。
必要なアイテム:合計6点
総額:\29,500~\72,000
アイテム | 数量 | 金額 |
テニスラケット | 1本 | \15,000~\30,000 |
ストリング | 1張り分 | \2,000~\3,000 |
オーバーグリップ | 12本~ | \1,000~\3,000 |
テニスシューズ | 1足 | \5,000~\15,000 |
ウェア(上下) | 1セット~ | \6,000~\20,000 |
靴下 | 1足~ | \500~\1,000 |
【補足】
ここでは私個人が必須と判断したもののみを記載しています。
あったら便利、といったアイテムはまた別の機会に紹介しようと思います。
また、金額についてはおおよその値を記載しています。
必ずしも上記金額内に収まる保証はございませんのでご了承ください。
2. 詳細解説
ここからは、先ほどのリストに挙げたアイテムの詳細と選び方を解説して参ります。
共通する選び方の指針ですが、
上達速度に直結するアイテムに関しては妥協せずいいものを選び
直結しない、または初心者の段階だと影響が少ないアイテムに関してはコスパを重視する
としております。
テニスラケット
まずは当たり前ですがテニスラケット。
必須であり、上達に特に影響するアイテムでもあります。
予算としては、\15,000~\30,000程度を見積もっておくのが良いでしょう。
選ぶ際のポイントは以下の3つです。
ポイント① 最新モデルor型落ちモデルの新品から選ぶ
一番無難なのは、新品かつ最新のモデルを買うことです。
高い出費となりますが、長ければ5年10年と使い続けられるため、必要な初期投資と思って買いましょう。
価格を抑えたい方におすすめなのが、通販で新品の型落ちモデルを購入すること
直近5年以内くらいのモデルであれば、性能も最新のものと大幅には違いません。
それでいて、最新モデルより\10,000~\15,000程値引きされているため、かなりお得です!

フリマアプリやリサイクル店で中古ラケットを買う!という選択肢もありますが、
破損品や偽造品を入手してしまう可能性もあるので、一概におすすめとは言えず…
ポイント② 可能であれば一度試打をする
テニスラケットには沢山のラインナップがあり、それぞれ重量やバランスポイント(重心の位置)などに違いがあります。
選び方の基本事項は、“無理なく振れる範囲で重いラケット”であること。
そこでお勧めするのが試し打ち、試打することです。
ストリング(後述)を張った状態で振ってみる・ボールを打ってみることで、どのくらいの重さが丁度良いか確認できるためです。
テニススクール、スポーツショップ、通販など、試打する方法は複数あります。
ご自身の環境に合わせて試打にトライして見て下さい!
ポイント③ 試打できなければ、以下のスペック帯から選ぶ
どうしても試打できない環境にいる方もいらっしゃると思います。
そんな方は、以下のスペックの中に絞って選ぶことをおすすめします。
面の大きさ:100平方インチ
重量:280g~300g
バランスポイント(重心):315mm~325mm
フレーム厚:24~27mm
上記のスペックは、テニスラケットの中でも使いやすい黄金スペックとして知られています。
具体的にどんなモデルがあるか知りたい方は、以下の記事をご参照ください!
【補足】どこのメーカーが良い?
様々なメーカーがテニスラケットを開発・販売しており、
一例を挙げると、Wilson、Babolat、HEAD、YONEX…などがあります。
メーカーごとに特性の違いはありますが、初心者だからこれ!といったメーカーは有りません。
試打やデザイン、テクノロジーなど、気に入った一本をぜひ見つけて見て下さい!
反対に、通販等でよく分からないメーカーの激安ラケットを買うのはおすすめしません。
ラケットの性能が段違いで、上達にも影響を及ぼす他、怪我を招く恐れもあります。
ストリング
ラケットに張ってある糸をストリング、もしくはガットと呼びます。
ストリングも打球のスピード・スピンに大きく関与するアイテムです。
頻度にもよりますが、2~3か月に1回ストリングを張り替えることが多く、
1張りあたりの予算は\2,000~\3,000(+張り工賃)を見積もっておくと良いでしょう。

ラケットを購入すると、ストリングの張り工賃が無料になるお店は多いよ
ラケットとストリングを同時購入して工賃を節約!
選び方のポイントは以下の3点です!
ポイント① 素材はナイロンがおすすめ
沢山あるストリングですが、素材によって大きく分類できます。
初心者の方は、まずはナイロン製のストリングからトライするのが良いでしょう
ナイロンストリングには次のようなメリットがあります。
・他の素材より比較的安価
・ゆっくり目のスイングでも飛ばしやすい
・打感が柔らかく、手・腕への負担が少ない
ある程度テニスに慣れてきたら、ポリエステル製のストリングも試してみるのもおすすめ。
スピンがかけやすい、耐久性が良い等、ナイロンにはないメリットを感じられるはずです!
ポイント② ストリングの太さも一応チェック
一見どれも同じように見えるストリング。
実は素材の違いだけでなく、太さ(ゲージ)にも違いがあるんです。
1.25mmが通常の太さで、細ければパワーが増し、太ければホールド感が増すと言われています。
同じ製品名でも、複数のゲージ展開がされていることもあるので要注意。
とは言え、1.25mmより太い・細いものを選んでしまっても、大問題ではないのでご安心を。
あくまで、そういう違いがあるんだな~と理解してもらえたらOKです!
ポイント③ 張る強さ(テンション)は40~45ポンド
ストリングスを張る際には、張る強さ(単位はポンド:lbs)を指定する必要があります。
ここでは”張る強さ”、”ポンド”といった用語は流して頂いて大丈夫!
初めてテニスをする方は、40~45ポンドの範囲でテンションを決めるのをおすすめします。
一般プレイヤー平均が50ポンド程度なので、やや低めのテンションに相当します。
低めのテンションは、
・ボールの飛び・スピンが良い
・打感が柔らかい
といった特徴があり、特に初心者の方にとってはありがたいセッティングです。
ストリングのテンションについてもっと知りたい方は、以下の記事をご参照ください!
テニスシューズ
シューズもテニスに必要な大切な道具です。
ダッシュや切り返し、長時間のランなど、脚への負担が多いテニス。
適切なシューズを身に着けることで、パフォーマンスを高めることができます。
\5,000~\15,000程度を予算にシューズを選んでみましょう。
購入時にチェックしてほしいポイントは以下の3つです。
ポイント① 日系メーカー(アシックス、ヨネックス)が特におすすめ
テニスラケットを選ぶ際には、メーカーはどれでもOKとお話しし成したが、
シューズに関しては、上記のメーカーから選ぶのをお勧めします。
(強い希望がある場合を除く)
理由① 品質が良いから
走る・止まるが多いスポーツの特性上、テニスシューズの劣化はかなり早いです。
日本製のシューズは耐久性が高く、長くいい状態でプレーすることができます。
理由②日本人の足型に合っているから
普段の靴選びと同様、テニスシューズも足にフィットするものを選ぶ必要があります。
日系メーカーのテニスシューズは、甲高・幅広といった日本人の足型にマッチしています。
ポイント② 対応サーフェスに要注意!
皆さんがテニスをする場所はお決まりでしょうか?
各テニスシューズには、対応サーフェス(コートの素材のこと)が決められています。
対応サーフェスによって、靴底の溝のパターンや深さが違うのです。
簡単な説明ですが、
・オールコート用:どのコートでも使える(カーペットコート除く)
・ハードコート用:硬いゴム製のサーフェス用
・オムニコート用:砂入り人工芝製のサーフェス用
・カーペットコート用:カーペット製のサーフェス用

まだどのサーフェスか分からない!という方は、ひとまずオールコート用を選べばOK
ただし、カーペットコートでプレーする場合は、専用のシューズを用意してください!
ポイント③ まずは安めのラインナップでOK
それぞれのメーカーの中でも、スタンダードモデルから競技者向けモデルまで、ラインナップが多々あります。
金額差で言うと\10,000~\15,000程の差であり、どこまで出費するべきか悩むところ…
価格が高いほど様々なテクノロジーが追加され、機能性が大幅にアップするのは間違いありません。
しかしながら、テニス始めたての方にとってはその違いは分かりづらい所です。
そのため、まずはお求めやすいモデルから選んでいただいて大丈夫です。
テニスウェア(上下)
快適にテニスをするため、テニスウェアも用意しましょう!
新調する場合は、\6,000~\20,000くらいの予算を見積もるのが良いかと思います。
ポイントは以下の2点です。
ポイント① コートや大会の規定に従う
個人的に一番確認すべきところは、ここだと思っています。
初心者の方には馴染みがないかもしれませんが、コートの管理者や大会の運営者が、服装を指定してくることがあります。
例えば襟付き(ポロシャツ)のみ可とするとか、もっと厳しいとメーカーロゴや文字の大きさが指定されていたりとかですね。
着たいウェアを決めているかもしれませんが、まずはルールの確認から。
ルール違反で指摘されると辛いですからね…
ポイント② ジャストサイズで吸汗性の高いもの
テニスは運動量がかなり多いスポーツです。
寒い気温であっても結構汗をかくため、吸汗性の高いものを選ぶと良いでしょう。
また、同様の理由で、サイズはジャストサイズのものが良いでしょう。
タイトサイズだと動きにくく、オーバーサイズだとダボ付きが煩わしく感じる恐れがあります。
【補足】”テニスウェア”出ないとダメ?

テニスウェアのブランドでいうとNIKE、Adidas、Babolat、YONEXとか…
1着\10,000近いものもありますよね
“テニスウェア”って商品名から選ばないとだめですか?

他のスポーツウェアでも問題ないよ!
既に持っているウェアの中から、テニスに適しているものを探してみよう

分かりました!
機能性が高くて、デザインも好みの1着見つけてみます!
靴下
意外と見落としがちですが、靴下も用意しておくとGOOD!
\500~\1,000くらいの予算で用意しておきましょう。
ポイントは以下の2点です。
ポイント① 厚手のものを選ぼう
先ほどから述べている通り、テニスは脚周りの動きが激しいスポーツです。
普通の靴下では、一瞬で摩耗してしまう恐れがあります。
脚への衝撃を軽減するためにも、厚手のものを選ぶのが良いでしょう。
“スポーツソックス”という名前で売られている商品であれば、厚手に作られていることが多いです。
ポイント② 丈は通常くらいのものを選ぼう
テニスをプレーしていると、意外に脚(特に脛付近)に外傷を受けることがよくあります。
ラケットでぶつける、コケるなどですね。
丈が長め、少なくともくるぶしが隠れるくらいのものを選ぶと良いでしょう。
オムニコート(砂入り人工芝)では、脚に砂が付くのを防ぐ効果もあります!
まとめ
長々とした説明になってしまいましたが、ここまでテニスに必要なアイテムを解説して参りました。
費用のかかるイメージの強いテニスですが、ポイントを抑えて節約することも可能です。
私もテニスを始めたての頃、道具選びに良く迷っていた記憶があります。
同じような悩みを抱えている皆様のお力に慣れていれば幸いです。
最後までご閲覧ありがとうございました!
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