皆さんこんにちは!
本日はラケット選びに関する記事です。
フレーム厚が薄いラケット、通称薄ラケ。
プロ選手や競技者が使っていることが多く、一般プレーヤーにとっても憧れの存在でもあります。
一般的に薄ラケの特徴は、コントロール性能が高く、控えめなパワー性能と言われています。
しかしながら、実際は多くの薄ラケが発売されており、それぞれ異なる特性を持っています。
本記事では、薄ラケを4タイプに分類し、それぞれ解説して参ります。
皆さんのラケット選びの参考になれば幸いです。
主観に基づいたものになりますが、性能スコアも表記していますので、ぜひ参考にしていただければと思います!
・6項目の性能で各社の薄ラケを評価
・評価をもとに「バランス」「パワー」「スピン」「コントロール」にタイプを分類
・ニーズに合った薄ラケを使ってみましょう!
※最終更新 2025/09/13
・厚さ22mm以下のラケットのみに絞り込みました。
・PHANTOM GRAPHITEを追加しました。
性能スコアの見方
スコアはレーダーチャート形式でまとめています。
詳しい評価基準は以下の通りです。
打感の柔らかさ
ヒット時に手に伝わる柔らかさ
しなりの大きさ、ストリングのたわみ量、振動吸収性を総合して評価しています。
10点:しなりが非常に大きく、ボールとの接触時間は長い。雑振動もほとんどない。
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5点:しなりはあるが、同時にフレームの剛性感もある。人により意見が分かれる性能帯。
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1点:しなりが非常に少なく、ボールとの接触時間は短い。振動がダイレクトに伝わる。
パワー
パワー性能の高さ
反発力の大きさ、飛びの良さを評価しています。
10点:全く力まずにスピード感のあるボールが打てる。ジュニア・シニア層も無理なく使える。
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5点:しっかりスイングできればパワーを引き出せる。当てるだけでは失速感がある。
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1点:100%のスイングをしてもコートに収まる。競技者・筋力に自信がある方が使えるパワー感。
スピン
スピン性能の高さ
スピンのかけやすさを評価しています。
10点:特に意識せずにスイングしても、強力なスピンがかかる。
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5点:スピンをかけようと思えば、適度にかかる。
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1点:スピンを意識しても、フラットに近いボールになる。
コントロール
コントロール性能の高さ
意図通りのショットの打ちやすさ、ショットのばらつきの少なさを評価しています。
10点:狙って同じコースに打ち続けられる。強打をしても着弾点のブレが少ない。
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5点:通常のショットは十分制御できるが、強打時に着弾点のブレが生じる。
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1点:通常のショットでも、少しの打ち方の違いで着弾点が大きくずれる。
安定性
相手のショットを受けたときの守備性能の高さ
オフセンターでヒットした時や、相手の強打を受けたときなどの打ち負けにくさを評価しています。
10点:体勢が整っていなくても、相手のショットに負けず深く活きたボールを返球できる。
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5点:ある程度ラケットがアシストしてくれるが、ごまかしは効きづらい。
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1点:整った体勢かつスイートスポットで打たないと、浅い球や回転の少ない球になってしまう。
操作性
ラケットの取り回し、振り抜きの良さ
ウエイト、バランスポイント、フェイスサイズ、フレームの薄さを総合的に評価しています。
10点:咄嗟の判断でもスムーズにラケットを動かせる。疲労感も少な目。
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5点:定期的にプレーしている人であれば使用できる。
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1点:スイングスピードを出すにはかなりの筋力が必要。
①バランスタイプ
パワー・スピン・コントロールのバランスが取れたラケットです。
欠点や癖が無いため、黄金スペックや他タイプの薄ラケからの乗り換えも容易です。
一般プレイヤー間でも、このバランスタイプを使用されている方は良くお見掛けします。
初めて薄ラケを買う方にもおススメしやすいタイプとも言えます。
YONEX PERCEPTシリーズ
バランスタイプの1本目は、YONEXのPERCEPTシリーズです。
人気スペックはPERCEPT100。次点でPERCEPT97、PERCEPT100Dなど!
YONEXの競技者向けシリーズ、PERCEPT(元VCORE PRO)。
スイートスポットを広くするフェイス形状や振動吸収技術の採用など、快適にプレーできるテクノロジーが搭載されています。
フレームが柔らかく、ボールの接触時間も長いため、スピンもかけやすいのが更に良いポイント。
振り切って打ってもコート内に収まるので安心感があります。
PERCEPTシリーズは、ボールの収まりの良さを活かし、サーブ・ストロークを軸に戦うプレイヤーととても相性が良いと思います。
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DUNLOP CXシリーズ
バランスタイプの2本目は、DUNLOP CXシリーズです。
人気スペックはCX200、時点でCX200 TOUR、CX200 LSなど!
少し厚めのフレームも含めると、一番人気はCX400 TOURかと思います。
ボックス形状のフレームを活かした柔らかい打感が特徴のシリーズ。
近年のモデルは、フレームの剛性アップや、ストリングパターンの最適化が施されており、
薄ラケの中では平均以上のパワー・スピンを兼ね合わせているのも良いポイント。
CXシリーズは、重さ・バランスポイントが異なる多数のラインナップが用意されているため、
どんな年齢層・プレースタイルの方にもおすすめしやすい一本だと思います。
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②パワータイプ
バランスタイプと比較して、パワー性能が高い薄ラケです。
一般的に、薄いラケットはパワーが控えめですが、本タイプは様々なテクノロジーでそれを補っています。
薄ラケで威力のあるスピードボールを打ちたい…という方は、この中から検討するのがおすすめ!
Wilson BLADEシリーズ
パワータイプの1本目は、Wilson BLADEシリーズです。
人気スペックはBLADE98 16×19。次点でBLADE98 18×20、BLADE100など!
BLADEシリーズの最大の特徴は、打感の柔らかさ(しなり)とパワー性能の両立です。
モデルチェンジ毎にしなり感に変化はあるものの、全体として柔らかめの打感。
トップヘビーのバランスポイントのおかげで、しっかり振れば相応のパワーを生み出すことができます。
BLADEシリーズは、パワー性能と欠点の少なさを活かし、多彩なストロークを軸に戦うプレイヤーととても相性が良いと思います。
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Wilson ULTRA TOURシリーズ
パワータイプ2本目は、Wilson ULTRA TOURシリーズです。
人気スペックはULTRA TOUR 98。次点でULTRA TOUR 98Jなど!
ULTRAシリーズの派生としてラインナップされているULTRA TOURシリーズ。
その特徴は、0.25inchロングとトップヘビーな重量バランス。
全長が長い(ロングの)ラケットは、遠心力を活かしてパワーを引き出しやすい特徴があります。
更にトップヘビーのバランスが加わり、しっかりスイングできればかなり威力のあるボールを打つことができます。
ULTRA TOURシリーズは、飛びの良さを活かし、フラットドライブ系のストロークでアグレッシブに戦うプレイヤーととても相性が良いと思います。
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③スピンタイプ
スピン性能が高い薄ラケです。
ミスショットに厳しい印象がある薄ラケですが、スピン性能が高い薄ラケを使うことで、バックアウト・ネットミスを減らすことができます。
サーブやストロークの安定感を高めたいプレーヤーにおすすめのタイプと言えます。
HEAD GRAVITYシリーズ
スピンタイプ1本目は、HEAD GRAVITYシリーズです。
人気スペックはGRAVITY TOUR。次点でGRAVITY MP、GRAVITY PROなど!
スイートスポットがラケット上部にあるため、引っ掛けて強力なスピンを打つことができます。
特にTOURに関してはストリングパターンが粗めに設計されており、スピン性能が高まっています。
フレームが柔らかく、ずっしりとした重めの打球感も特徴の一つです。
ガンガン打っていける学生や、上級者プレーヤーにおすすめです。
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Wilson SHIFTシリーズ
スピンタイプ2本目は、Wilson SHIFTシリーズです。
人気スペックはSHIFT99。時点でSHIFT99 PRO、SHIFT99Lなど!
コンピューターシミュレーションを駆使して開発されたフレーム形状を採用しており、
スペック以上にスピンがかけやすい印象を受けました。
ボールの失速感も少なく、スピード感のあるスピンショットを打つことができます。
初中級者以上であれば、十分に使いこなせるシリーズかと思います!
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Prince PHANTOMシリーズ
スピンタイプ3本目は、Prince PHANTOMシリーズです。
人気スペックは、PHANTOM 100 O3。次点でPHANTOM 100かなと!
16×18の粗目のストリングパターンや、大きめのグロメットホールの効果もあり、
同スペック帯の中では、スピンがかけやすい印象があります。
また、20mm前後のかなり薄いフレームを採用しているため、振り抜きも良好。
スイングスピードを上げやすく、パワー・スピンを高めてくれます。
しっかり振り抜き、強力なスピンショットで試合を展開するプレイヤーにおすすめです。
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④コントロールタイプ
コントロール性能が高い薄ラケです。
不必要なアシストはしない、薄ラケのイメージに一番近い性能帯になります。
スライスやボレーなどのタッチ感覚を重視するプレーヤーにおすすめのタイプと言えます。
Wilson PROSTAFFシリーズ
コントロールタイプの1本目は、WilsonのPROSTAFFシリーズです。
人気スペックはPROSTAFF 97、次点でPROSTAFF 97L、PROSTAFF 100など!
歴史のある人気シリーズPROSTAFF。
スイートスポットで捉えたときの気持ちよい打感が人気の理由の一つです。
難しいシリーズだと思われがちですが、極端にパワー・スピン性能が低いわけではありません。
しっかりミートできる技術があれば、PROSTAFFは強力な武器となるでしょう。
PROSTAFFシリーズは、配球重視でオールラウンドに戦うプレイヤーととても相性が良いと思います。
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Tecnifiber TF40シリーズ
コントロールタイプ2本目は、Tecnifiber TF40シリーズです。
人気スペックはTF40 305 16M。次点でTF40 305 18M、TF40 290 16Mなど!
ボックス型のフレーム形状を採用しており、しなり感が強い一本となっています。
プレイヤーの意思をそのまま反映する、ピュアなフレームであると言えます。
グロメットホールの拡大など、スピン量の調整も比較的しやすいのがありがたい所。
コースや球質を打ち分けて、試合をコントロールしたい方におすすめです!
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HEAD PRESTIGEシリーズ
コントロールタイプ3本目は、HEAD PRESTIGEシリーズです。
人気スペックはPRESTIGE PRO。次点でPRESTIGE TOUR、PRESTIGE MPLなど。
薄めのフレーム×キャップグロメット×密なストリングパターンが特徴のPRESTIGEシリーズ。
しっかりミートして打った時の打感、コントロール、パワーは一級品です。
難しいラケットという印象が先行していますが、バージョンが新しくなるたびにフェイスサイズが大きくなる・軽量になるなど、ユーザーフレンドリーな改良が施されています。
フラットな厚い当たりで、サーブやボレーを中心に試合展開したい方におすすめです。
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Prince PHAMTOM GRAPHITEシリーズ
コントロールタイプ4本目は、Prince PHAMTOM GRAPHITEシリーズです。
人気スペックはPHAMTOM GRAPHITE 107。同じくらいPHAMTOM GRAPHITE 100も人気!
シャフト部のクロスバーが特徴的なPHAMTOM GRAPHITEシリーズ。
非常に柔らかいフレームのおかげで球持ちが良く、ボールをコントロールしやすい特徴があります。
また、トップライト寄りのバランス、大きめのフェイスサイズのおかげで安定感・操作性もばっちり。
PHAMTOM GRAPHITEシリーズは、スライスやボレーを駆使した、クラシカルなプレーが得意な方にぴったりの一本です!
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まとめ
ここまで、薄ラケをタイプ別に分けて解説して参りました。
本記事を参考に、ぜひ自分に合う一本を見つけて頂ければと思います。
最後までご閲覧ありがとうございました!



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