【ラケット選び】薄ラケをタイプ別に分類してみた

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皆さんこんにちは!
本日はラケット選びに関する記事です。

フレーム厚が薄いラケット、通称薄ラケ。
プロ選手や上級者が使っていることが多く、一般プレーヤーにとっても憧れの存在でもあります。

上記の記事では、初心者にもおすすめの3本を紹介しましたが、実際は多くの薄ラケが発売されており、それぞれ異なる特性を持っています

本記事では、薄ラケを4タイプに分類し、それぞれ解説して参ります。
皆さんのラケット選びの参考になれば幸いです。

主観に基づいたものになりますが、性能スコアも表記していますので、ぜひ参考にしていただければと思います!

性能スコアの見方

打感の柔らかさ

ヒット時に手に伝わる柔らかさ
10点:しなりが非常に大きく、ボールとの接触時間は長い。雑振動もほとんどない。

5点:しなりはあるが、同時にフレームのカッチリ感も伝わる。人により意見が分かれる帯。

1点:しなりが非常に少なく、ボールとの接触時間は短い。振動がダイレクトに伝わる。

パワー

パワー性能の高さ
10点:全く力まずにスピード感のあるボールが打てる。ジュニア・シニア層も無理なく使える。

5点:ある程度自分から振っていけば、パワーを引き出せる。

1点:全力で振ってもコートに収まる。競技者向けのパワー感。

スピン

スピン性能の高さ
10点:特に意識せずにスイングしても、強力なスピンがかかる。

5点:スピンをかけようと思えば、適度にかかる。

1点:スピンを意識しても、フラットに近いボールになる。

コントロール

コントロール性能の高さ
10点:狙って同じコースに打ち続けられる。強打してもボールがコートに収まる。

5点:通常のショットは十分制御できるが、強打した時に若干のブレが気になる。

1点:通常のショットでも、少しの打ち方の違いで着弾点が大きくずれる。

安定性

オフセンターでヒット時や、相手の強打を受けたときなど、守備面での安定性の高さ
10点:相手の勢いに全く負けず、深く活きたボールを返球できる。

5点:ある程度プレイヤーの筋力・技量が求められる。

1点:中途半端な返球では、浅い球や回転の少ない球になってしまう。

操作性

ラケットの取り回しの良さ
10点:軽量・トップライト。咄嗟の判断でもスムーズにラケットを動かせる。疲労感も少な目。

5点:定期的にプレーしている人であれば使用できる。

1点:重量・トップヘビー。スイングスピードを出すにはかなりの筋力が必要。

①バランスタイプ

パワー・スピン・コントロールのバランスが取れたラケットです。
取っ付きにくい癖が無いため、黄金スペックや他タイプの薄ラケからの乗り換えも容易です。

一般プレイヤー間でも、このバランスタイプを使用されている方は良くお見掛けしますし、
初めて薄ラケを買う方にもおススメしやすいタイプとも言えます。

Wilson BLADEシリーズ

バランスタイプの1本目は、Wilson BLADEシリーズです。
人気スペックはBLADE98 16×19、BLADE98 18×29、BLADE100など

BLADEシリーズの最大の特徴は、打感の柔らかさ(しなり)パワー性能の両立です。

モデルチェンジ毎にしなり感に変化はあるものの、全体として柔らかめの打感。
トップヘビーのバランスポイントのおかげで、しっかり振れば相応もパワーを生み出すことができます。

BLADEシリーズは、バランスの良さを活かし、多彩なストロークを軸に戦うプレイヤーととても相性が良いと思います。

YONEX PERCEPTシリーズ

バランスタイプの2本目は、YONEXのPERCEPTシリーズです。
人気スペックはPERCEPT98、PERCEPT100、PERCEPT100Dなど!

YONEXの競技者向けシリーズ、PERCEPT(元VCORE PRO)。
スイートスポットを広くするフェイス形状や振動吸収技術の採用など、快適にプレーできるテクノロジーが搭載されています。

フレームが柔らかく、ボールの接触時間も長いため、スピンもかけやすいのが更に良いポイント。
振り切って打ってもコート内に収まるので安心感があります。

PERCEPTシリーズは、ボールの収まりの良さを活かし、サーブ・ストロークを軸に戦うプレイヤーととても相性が良いと思います。

DUNLOP CXシリーズ

バランスタイプの3本目は、DUNLOP CXシリーズです。
人気スペックはCX200、CX200 TOUR、CX400 TOURなど!

ボックス形状のフレームを活かした柔らかい打感が特徴のシリーズ。

近年のモデルは、フレームの剛性アップや、ストリングパターンの最適化が施されており、
薄ラケの中では高水準のパワー・スピンを兼ね合わせているのも良いポイント。

CXシリーズは、重さ・バランスポイントが異なる多数のラインナップが用意されているため、
どんな年齢層・プレースタイルの方にもおすすめしやすい一本だと思います。

②パワータイプ

バランスタイプと比較して、パワー性能が高い薄ラケです。
一般的に、薄いラケットはパワーが控えめになりがちですが、本タイプは様々なテクノロジーでそれを補っています。

力に自信がないけど薄ラケを使いたい…という方は、この中から検討するのがおすすめ!

Babolat PURE STRIKEシリーズ

パワータイプ1本目は、Babolat PURE STRIKEシリーズです。
人気スペックはPURE STRIKE98 16×19、PURE STRIKE100など!

パワーアシストを実現しているのが、ラウンド形状とボックス形状をミックスさせたフレーム形状。
体感的には、黄金スペックに近しい飛びの良さを感じる一本です。

また、ボールを持ちすぎない、軽めの打感もPURE STRIKEシリーズの特徴の一つ。
近年のモデルは振動吸収性も良く、快適性もアップしています。

PURE STRIKEシリーズは、飛びの良さを活かし、フラット系のストロークを軸に戦うプレイヤーととても相性が良いと思います。

HEAD SPEEDシリーズ

パワータイプ2本目は、HEAD SPEEDシリーズです。
人気スペックはSPEED PRO、SPEED MPなど!

薄ラケの中ではやや厚め(23mm)のフレーム厚のおかげで、パワーアシストが高めなのが嬉しい所
パワーとスピンを両立した、バランスの良いショットを打つことができます。

また、フェイス形状がやや細長くなっており、取り回しが良いのもポイント。
特に、サーブやボレー時に恩恵を感じやすいと思います。

SPEEDシリーズは、飛び・振り抜きの良さを活かし、オールラウンドに戦うプレイヤーととても相性が良いと思います。

③スピンタイプ

スピン性能が高い薄ラケです。
ミスショットに厳しい印象がある薄ラケですが、スピン性能が高い薄ラケを使うことで、バックアウト・ネットミスを減らすことができます。

サーブやストロークの安定感を高めたいプレーヤーにおすすめのタイプと言えます。

HEAD GRAVITYシリーズ

スピンタイプ1本目は、HEAD GRAVITYシリーズです。
人気スペックはGRAVITY TOUR、GRAVITY MPなど!

スイートスポットがラケット上部にあるため、引っ掛けて強力なスピンを打つことができます。
100インチのでフェイスサイズ、粗めのストリングパターンもスピン性能に貢献しています。

フレームが柔らかく、ずっしりとした重めの打球感も特徴の一つです。
ガンガン打っていける学生や、上級者プレーヤーにおすすめです。

最新シリーズの追加スペックGRAVITY TOUR 98の情報はこちらから↓

Wilson SHIFTシリーズ

スピンタイプ2本目は、Wilson SHIFTシリーズです。
人気スペックは、SHIFT99 PRO、SHIFT99です!

コンピューターシミュレーションを駆使して開発されたフレーム形状を採用しており、
スペック以上にスピンがかけやすい印象を受けました。

ボールの失速感も少なく、スピード感のあるスピンショットを打つことができます。
初中級者以上であれば、十分に使いこなせるシリーズかと思います!

Prince PHANTOMシリーズ

スピンタイプ3本目は、Prince PHANTOMシリーズです。
人気スペックは、PHANTOM 100、PHANTOM 100 O3など!

16×18の粗目のストリングパターンや、大きめのグロメットホールの効果もあり、
同スペック帯の中では、スピンがかけやすい印象があります。

また、20mm前後のかなり薄いフレームを採用しているため、振り抜きも良好
スイングスピードを上げやすく、パワー・スピンを高めてくれます。

しっかり振り抜き、強力なスピンショットで試合を展開するプレイヤーにおすすめです。

④コントロールタイプ

Wilson PROSTAFFシリーズ

バランスタイプの1本目は、WilsonのPROSTAFFシリーズです。
人気スペックはPROSTAFF97、PROSTAFF97Lなど!

歴史のある人気シリーズPROSTAFF。
スイートスポットで捉えたときの気持ちよい打感が人気の理由の一つです。

難しいシリーズだと思われがちですが、極端にパワー・スピン性能が低いわけではありません。
しっかりミートできる技術があれば、PROSTAFFは強力な武器となるでしょう。

PROSTAFFシリーズは、サーブからストローク、ボレーまでオールラウンドに戦うプレイヤーととても相性が良いと思います。

Tecnifiber TF40シリーズ

コントロールタイプ2本目は、Tecnifiber TF40シリーズです。
人気スペックは305 18M、305 16M、290 16Mなど!

ボックス型のフレーム形状を採用しており、しなり感が強い一本となっています。
プレイヤーの意思をそのまま反映する、ピュアなフレームであると言えます。

グロメットホールの拡大など、スピン量の調整も比較的しやすいのがありがたい所。
コースや球質を打ち分けて、試合をコントロールしたい方におすすめです!

最新シリーズの情報はこちらから↓

HEAD PRESTIGEシリーズ

コントロールタイプ3本目は、HEAD PRESTIGEシリーズです。
人気スペックはPRESTIGE PRO、PRESTIGE MPなど。

歴史のあるPRESTIGEシリーズ。
しっかりミートして打った時の打感、コントロール、パワーは一級品です。

難しいラケットという印象が先行していますが、バージョンが新しくなるたびにフェイスサイズが大きくなるなど、ユーザーフレンドリーな改良が施されています。

フラットな厚い当たりで、サーブやボレーを中心に試合展開したい方におすすめです。

まとめ

ここまで、薄ラケをタイプ別に分けて解説して参りました。
本記事を参考に、ぜひ自分に合う一本を見つけて頂ければと思います。
最後までご閲覧ありがとうございました!

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