【テクニのボックス】TF40 V3シリーズ(2024)の最新情報

皆さん、こんにちは!
今日は新作テニスラケットに関する紹介記事です。

本日ご紹介するのは、“Tecnifiber TF40 V3シリーズ”
最近日本でも使用者が増えている印象のあるテク二ファイバーのニューモデルです。

「テクニのボックス」をキャッチコピーとしている本シリーズ。
本記事では、TF40の基本情報から性能予想まで解説して参ります!

本記事を読んで分かること
・TF40シリーズのラインナップ・スペック
・TF40シリーズのテクノロジー
・TF40シリーズの性能予想

1. 基本情報

テクニファイバーは、ラケットスポーツの各種製品(のラケット、ストリング、ボールといった)製品を開発しているフランスのメーカーです。

テニスラケットについては、以下のシリーズが展開されています。
・TF-X1:パワーアシストが強めの黄金スペックシリーズ
・TEMPO:安定性と広いスイートスポットが特徴の女性向けシリーズ
・T-FIGHT:バランスの良いオールラウンドなシリーズ
・TF40:コントロールとフィーリングを重視したシリーズ

上記のラインナップから分かる通り、TF40はテク二ファイバーの中では
「コントロール重視の競技者向けモデル」
となっております。

今作のTF40シリーズのデザインはこちら↓

引用元:https://jp.wilson.com/pages/tennis-rf-collection?srsltid=AfmBOoogufDmIHCegDRq-fAxvSxjZD2Y1EmWhG0ImPJfahaMAbSYndVL

白色を基調としたデザインが特徴のテクニファイバーのラケット。
TF40の新モデルは、白はベースとしていながら、所々にカモフラージュ柄が採用されています。
目立ちすぎない遊び心があって、良いデザインですね!

ラインナップは計5本。
全て同じモールド(金型)で、重量・バランス・ストリングパターンが異なる仕様となっています。

今作から、290gの「T290 16M」が追加されます。
ラインナップが多く、幅広いニーズにも応えられそうですね!

ラインナップ315 18M315 16M305 18M305 16M290 16M
フェイス面積98inch²98inch²98inch²98inch²98inch²
重量315g315g305g305g290g
全長27.0inch27.0inch27.0inch27.0inch27.0inch
バランスポイント310mm310mm325mm325mm325mm
フレーム厚21.7mm21.7mm21.7mm21.7mm21.7mm
ストリングパターン18×2016×1918×2016×1916×19
価格(税込)¥41,800¥41,800¥41,800\41,800\38,500

2. 搭載テクノロジー

ここからは、更に詳しくTF40シリーズのテクノロジーを深堀りしていきます。
とは言いましても、今作はテクノロジーのアップデートは無いと発表されています

TF40 Form Inside

フレームの振動吸収性と安定性を高めるテクノロジーです。
特殊フォームがフレームの内部全周に充填されています。

プロが使用するラケット(プロストック)で採用されることが多かったフォーム充填。
雑振動を吸収しやすく、マイルドで心地よい打球感になることが知られています。

近年では、TF40を始め市販のラケットで導入される事例が増えています。

XTENSE B/G

ストリングの動きを向上するためのテクノロジーです。
全周のグロメットホールが、通常のものと比較して20%拡大されています。

こうすることでストリングの可動域を拡大し、以下の効果が得られます。
・ホールド感の向上
・ パワー性能の向上

RS Sharp Section

クラシカルなフィーリングとホールド感をフレームの実現するためのテクノロジーです。
フレームの断面形状が四角形に近い、純粋なボックス形状を採用しています。

ここまではっきりと角ばったボックス形状のラケットは、近年珍しいですね。
アシストは少ないものの、ホールド感とコントロール性能が高まるフレームになっています。

3. 性能予想

ここからは、スペック・SNSの評価などから、TF40シリーズの性能を予想して参ります。
あくまで私個人の考えですので、あくまでご参考までにしていただければと思います。

柔らかさ【☆☆☆☆☆】ボックス形状ならではの上質な打球感

高めのホールド感と、重すぎない打球感が特徴になっていると予想します。

「ホールド感」については、メーカーからのご説明の通りです。
ボックス形状のフレームと、フォーム充填の組み合わせはばっちしと思われます。

「重すぎない打球感」を予想した理由は、RA値にあります。
ラケットの柔らかさを表すRA値ですが、Tennis Warehouseによると以下の通りとなっております。

TF40シリーズ RA値(数値が小さいほどフレームが柔らかい)
315 18M:66
315 16M:66
305 18M:66
305 16M:66
290 16M:67
参考:https://www.tennis-warehouse.com/TF40_Racquets/catpage-TF40RAC.html

現代のテニスラケットでは、RAの平均は65前後です。
以上のことから、TF40は標準(もしくはやや硬め)の設定となっております。

ホールド感が高いラケットのデメリットとして、打球感が重くなりすぎることが挙げられます。
それの対策としてRA値を高めに設定し、軽やかな打球感を実現していると思われます。

パワー性能【☆☆・・・】打った分だけ飛ぶ、控えめのアシスト

プレーヤーの意思をそのまま伝える、控えめのアシストになっていると予想します。
フレーム自体には、パワーを持たせるテクノロジーは多く搭載されていないためです。

なお、ストリングが動きやすいグロメットホールにはなっていますので、
ストリングの種類によってはパワー性能を高めることは可能かと思います!

スピン性能【☆☆☆・・】球持ちの良さでかかるスピン

スピン性能については、ラインナップによって異なるものの、総じて標準的な性能と予想します。

TF40はフレームのホールド性能が高く、ボールとの接触時間が長くなります。
その分、ボールを強く擦り上げることができ、十分なスピンを与えられると思われます。

なお、スピン性能はストリングパターンによってかなり異なります。
スピンを重視したい方は、16×19のモデルを選ぶことをお勧めします!

似ているラケット:Wilson BLADEシリーズ

スペック上で似ているラケットとしては、Wilson BLADEシリーズが挙げられます。
・やや重め、ややヘッド寄りのバランスポイント
・98inch²のフェイスサイズ
・16×19、18×20のストリングパターン展開
といった特徴からも、両者の共通点があるように思えます。

もし、BLADEシリーズを打ったことがあるようでしたら、TF40シリーズを買う判断材料になると思います!

比較Tecnifiber TF40 305 16MWilson BLADE98 16×19
フェイス面積98inch²98inch²
重量305g305g
全長27.0inch27.0inch
バランスポイント325mm325mm
フレーム厚21.7mm21.0mm
ストリングパターン16×1916×19

4. まとめ

ここまで、新発売のTecnifiber TF40シリーズについて解説して参りました。
近年では珍しい、純粋ボックス形状のラケットということで、注目度が高かったためピックアップしました。
ホールド感、コントロール性能を重視される方は、ぜひご検討頂ければと思います!

コメント

タイトルとURLをコピーしました